10.20.2011

Rally for a Nuke-Free World in Japan - 原発のない世界を求める大行進 -

■今朝のテレビ朝日《モーニング・バード!》で、千葉県の行政の担当者が(言葉に気をつけて)ハッキリ言っていた。千葉県の今の農産物の放射性物質の検査は、自治体ごとに一品種で“いちサンプル”しか抽出しておらず、(別に町ごとに汚染しているわけではなく、帯状に汚染区域があらゆるところに散在し、ホット・スポットも予期せぬところにできている現状をかんがみると)今までの検査のやり方では、汚染された野菜が市場に流れてしまうことがないとは言えない、と。

もちろん県や自治体によってサンプリングの仕方は多少異なるだろうが、行政側も今のような検査方法では不十分だと分かっていながら、農家と小売業者を救うために、形だけ検査している、と、言われても一切反論はできないだろう。

みんなの近所のスーパーマーケットの野菜売場こそが、その危険さの証明である。うちの近所の《サミット》も《西友》も《東急ストア》でも、野菜売場に〈当店の野菜はすべて放射性物質検査をクリアしています〉という意味の表示はどこにもない。種類ごとに〈この**は放射性物質検査をクリアしています〉という表示もない。狂牛病禍の際には、アメリカからの牛肉の輸入は止めたし、国内産の牛肉には、今も〈BSE検査済み〉という表示がパックごとについている。何故、野菜については何も謳わないのか? 謳えないのである。加えて、消費者もなるべく、ウソでもいいから安心したい、平時と同じ買い物が、家事が、食事がしたいので、頭の中で何もなかったことにする方があらゆる意味で楽である。
かくして双方の思惑が暗黙のうちに見事な一致を示し、現在の“解決策”を見つけ、それを許しているのだ。

「分からないものは売っちまえばいい。どうせあとで消費者の体に何か起きてもうちで売った野菜との因果関係なんか絶対に証明できないんだから。コンヴィニエンス・ストアも、ハンバーガー屋も、牛丼屋も、みんな使ってるんだから。政府が何も言わないんだから。で、いざとなれば業界がまとまって、形ばかりの検査でよしとした政府の不作為を責めればいいんだから。お上が止めないものは市場に出回るし、うちはそれを売るだけよ。お客さんも、買う、って言ってんだからさ」

「スーパーでも並べてるんだから、きっと大丈夫。みんな買ってるんだから、きっと大丈夫。もし汚染されてても、うちの子に限って、大丈夫。だいたい、気にしてたら食事が作れないし、それで感じるストレスの方が体に悪い、ってテレヴィで言ってたし。それに、野田総理も福島のお米を食べるって言ってたし」

国民の間にそういう空気が蔓延していくことが、結果的に、そして知らないうちに、原発推進派を助けてしまうことになる可能性について、充分意識的であるべきだと思う。ウクライナ人よりも頑健な肉体細胞を持つ、かつ勇気のある人は野菜でも何でも普通通り食べればよいだろう。ただ、こういう事態もまた、望むのかどうか? そこは考えた方がいい。

計画・建設中の原発12基 7基「計画通り推進」

東京電力福島第一原発の事故で脱原発への流れが加速する中、全国の電力事業者が計画・建設中の原発十二基のうち七基で、計画通り建設を進める方針であることが十九日、本紙の取材で分かった。(本日付け・東京新聞)
記事全文は:


あさって、今週土曜のデモ。


101日にアメリカで開催されたRally for a Nuke-Free World (主催:Coalition Against Nukesに呼応して、東京・渋谷でデモを開催します。日本からそして世界から全ての原発を無くしたい人々の大行進に是非ご参加ください!
Rally for a Nuke-Free World in Japan -原発のない世界を求める大行進-
日時:20111022()  集合13:30 デモ出発14:30 (雨天決行)
集合場所:代々木公園ケヤキ並木南側
(最寄駅:JR&メトロ渋谷駅、JR原宿駅、メトロ明治神宮前駅)
Call
20113月に起こった福島第一原子力発電所の事故はチェルノブイリの事故を上回り、未だ収束することも無く放射能による環境や生命への汚染は続いています。日本の政府や電気事業者はそれでも原発推進をやめようとしないどころか、放射能の拡散や被曝の実態を隠し、より小さく見せようとしています。また政府やマスコミのこのような態度に疑問を持たない人々も多く、この原発事故も過去のこととなってしまいそうな気配さえ感じられます。
そんな中去る101日に福島の原発事故に呼応して、全米で反原発のアクション「Rally for a Nuke-Free World Oct 1(主催:Coalition Against Nukles)」が開催されました。それは福島第一原子力発電所の事故により甚大な被害を受けた日本への支援と、全米各地の原発の安全性への疑問を訴えるアクションでした。
このアメリカの動きに呼応し、311以降主に東京でデモやアクションを起こしてきた団体やグループが連携し、デモを開催いたします。私たちの足元のまずは日本の原発を全て停めること、更に世界中から原発を無くしたい、世界中の有志たちと繋がっていきたいという思いで企画を進めています。
原発の無い新しい世界への道を、わたしたちが主役になり繋がりあい切り開いて行きましょう。
1022日、渋谷。多くの同じ思いの人々で集い歩きたいと思います。
是非ご参加ください。
主催:首都圏反原発連合(Metropolitan Coalition Against Nukes
呼びかけグループ:Act 311 Japan / 安心・安全な未来を子供たちにオーケストラ / 「怒りのドラムデモ」実行委員会 / TwitNoNukes / NO NONUKES MORE HEARTS / 野菜にも一言いわせて!原発さよならデモ
協力:エネルギーシフトパレード / たんぽぽ舎
詳細:

10.18.2011

オマエのロレックスをよく見てみろ。反逆の時間だ。


■オマエ、っていうのはニコラ・サルコジーのことで、フランスじゃ反政府デモのスローガンとしては既にクラシックになっているものだが、最近の反格差(オレたちは99%)デモでもイケる文句だ。

左派日刊紙『Libération(リベラシオン)』のネット・ショップではTシャツまで売っている(笑)。



10.14.2011

リュリュ・ゲンズブールがいい


■ボリス・ヴィアンの話題の翌日に、ゲンズブールの話でも。といってもセルジュの方じゃなくて、今ホットなのはバンブーとの間に出来た息子リュリュ・ゲンズブール(Lulu/カナではルル・ゲンズブールって書かれちゃうんだろうな…)のアルバム・デビューの話だ。
そのタイトル『From Gainsbourg to Lulu』(Universal)!

このエキゾティックな色男、ピアノがなかなかいいことは知っていたが、親父の楽曲でアルバムを作ったらしく・・・息子が親父の歌を歌うのは、アイディアとしてはありがちだが、この場合・・・勇敢過ぎる。バーキンが歌うのとは訳が違う。同じ男の歌として聴いてしまうからだ。それも、アルバムのリード曲が「L'eau à la bouche(ロー・ア・ラ・ブーシュ/唇によだれ)」だというではないか。 

パリのジャズ専門FM局〈TSF Jazz〉の、オレの好きな朝の(こっちじゃ昼過ぎからだが)番組に、おとといリュリュが出て、そこで初めて「ロー・ア・ラ・ブーシュ」を聴いた。最初は「おまえの歌も6割“息”か!」と思ったが、最後まで聴くと、なかなか味わい深い、どころかカッコいいのだ。サンバ・アレンジもアイディアとしての驚きはないが、本気で錬られている。そのリュリュ出演部分のポッドキャストがアップされたので、(調べたらYouTubeにもこの曲はプロモとして上がってたけど、リュリュの話す声も聴けるから)こっちを紹介します。

〈From Gainsbourg to Lulu - 1/2〉

始まって4分後に「ロー・ア・ラ・ブーシュ」。その後、リュリュのジャズ・トーク(ジャンゴ・レナルトやジャコ・パストリアスが大好きetc.)があって、新作からもう1曲リュリュによるマヌーシュ・スタイル・インスト・アレンジの「Le poinçonneur des Lilas (ル・ポアンソヌール・デ・リラ/リラの門の切符切り)」(最高!)が聴ける。

興味のある方は後半もどうぞ(アルバムからの曲はないけど)。
〈From Gainsbourg to Lulu - 2/2〉

彼のオフィシャル・サイト(JDコスプレ?)に行くと「La Javanaise」(一部)も聴ける。

ゲストもマリアンヌ・フェイスフル、スカーレット・ヨハンソン(が、ブリジット・バルドー役!)、イギー・ポップ、ヴァネッサ・パラディー、ジョニー・デップ、アヨ、スライ・ジョンソンなど超豪華。来月のアルバム・リリースが楽しみだ。マジで、結構、楽しみだ。

オキュパイ・トーキョー!(10.15 アクション)

■朝のTVのワイド・ショウなんか見ると、ウォール・ストリートの占拠が大変だ、これからどうなるのか? っていう論調だけど、オレはな~んにも大変なことだとは思わない。マネー・ゲーム・センターの中で、鐘鳴らして気持ち悪い作り笑いをしている奴らが正しい立派な大人で、ウォール街の路上で寝泊まりして、叫び、ドラムを叩いている奴らと、そこにピザを届けさせる奴らは“イカレた困ったちゃん”というわけか? 困ったちゃんが大勢集まると、ますます訳がわからないから、ニューズになるのだろう。

だったら、困ったちゃんの集まりが普通になるくらい大勢集まればよい。
そして、困ったちゃんが困らない世界を現出させればよい。ただし、連中のような暴力的な方法を採らずに、だ。

15日は、世界で、そして日本でも、そうした困ったちゃんが集まる日だ。

東京でもいくつかのアクションが同時多発的に行われるが、オレは、六本木に行こうと思う。知ってる仲間も、知らない仲間もいっぱい集まるだろう。知らない人なのに、その人が仲間であることが分かる、というのはなんと素晴らしいことだろう(日常生活に、そういう瞬間を多く持つ、ということは実に豊かなことだと思う)。その中で無理のない程度に多くの人たちと知り合い、話をし、ドラムを叩き、一緒にビールを飲んで過ごしたい。

訳の分からない、イカレた話だと思う人は多いだろう。つまり、一部の人にとっての“困ったちゃん”になることは、そういう人にとっても重要なことなのだ。そうでもしないと、そういう人は頭が良過ぎて、どうしてそんなやかましい、目障りな連中が街に出てタムロするのか、全く考えもしないからだ。

オレ的には、アンチ電力マフィアのアクションと、何ら変わらない。
そもそも怒りの対象は同じだし、つまり日常(毎週末?)のように、理性を持って怒りを表し、仲間とのつながりと、その空間をできる限り楽しむ。それだけだ。


TOKYOを占拠せよ!
2011917日、米国のニューヨーク・ウォール街にて、米国の経済界・政界に対する大規模な抗議運動が起こりました。合言葉は、「ウォール街を占拠せよ!(Occupy WallStreet)」。「1%の金持ち、99%は貧乏」「富裕層に課税を!貧乏人に食べ物を!」。参加する若者たちは、ピザの箱の裏や段ボールにこうしたメッセージを書き、貧困と格差が広がりきった米国社会に怒りをぶつけています。
この運動は、インターネット上で次々と呼び掛けられ全米はもちろん全世界へと広がっています。多くの国では米国同様、利潤のみを求める暴力的な市場経済が広がった結果、人間のいのちや暮らしが脅かされ、貧乏人は生きていけないという状況が共通しています。
そして米国の「ウォール街を占拠せよ」のグループは、20111015日を「国際アクションデー」とし、全世界でこの日に一斉に立ち上がろうと呼びかけました。ここ日本でも、若者の雇用不安や貧困問題は深刻であり、また多くの人たちが現在の経済のあり方に疑問を持ち、「利潤よりも人間を中心にした経済」を求めています。この日、私たちは日本で「Occupy TOKYO」をスローガンに、一斉にアクションを行います。グローバル・アクションに呼応しながら、私たち自身が日常に抱える疑問や怒りを、みんなで共有し、訴えましょう!

世界のアクション

当日はプラカード・メッセージを持ち寄ろう!
アクション当日は、それぞれの人が思っていること、社会に訴えたいことをボードやプラカードに書いてお持ちください。「仕事をくれ!」「金持ちに課税を!」「貧乏人にも生きる権利を!」「私たちは99%」(世界は1%の富裕層と、99%のそうでない人たちがいるという意味)などなど、どんなものでもOKです。世界同時アクションのサイトでは、英語版のバナーがありますので、こちらをダウンロードしてもOK!(日本語版は各自でつくりましょう!)。また鳴り物を持ってきたり仮装もしてこよう!
Info:

10.13.2011

ホットなボリス・ヴィアン! そして黒人音楽都市パリ ~鈴木孝弥インタビュー~

■光文社古典新訳文庫からボリス・ヴィアン『うたかたの日々』(野崎歓/訳)が発売になりました(これで3ヴァージョン目の邦訳ですね)。

それに関連して、先日《光文社古典新訳文庫カフェBlog》の執筆者である渡邉裕之さんの取材を受けました。

『うたかたの日々』といえば、〈2つのことがあるだけだ:あらゆる流儀で楽しむ、しゃれた女の子たちとの恋、そしてニュー・オーリンズかデューク・エリントンの音楽。それ以外は消えてなくなるべきだろうな。それ以外は醜いんだから〉という序文がつとに有名ですが――(これはオレ訳です。野崎訳はどうなってるのかしら。新潮社版『日々の泡』のこの箇所は、ジャズ愛好家的には看過できない誤訳があります)――、渡邉さんが同ブログで新版『うたかたの日々』について書かれる際に、(ぼくが『ボリス・ヴィアンのジャズ入門』を訳した関係で)氏よりジャズ切り口の話を聞かせて欲しい、というお申し出があったからです。ありがたいことです。

ここが《光文社古典新訳文庫カフェBlog》のそのペイジ

で、そこに受けたインタヴューのさわりが載っており、そこからインタヴュー全文の掲載された渡邉さんのブログにリンクが延びています。


ぼくのインタヴューというよりも、パリとボリス・ヴィアンとジャズとレゲエの話ですので、ご興味のある方はぜひご一読ください。

10.12.2011

我が家の近くのホット・スポット


東京・世田谷区で、1時間あたりの放射線量が2.7マイクロシーベルト(μSv)を超える、高い数値が測定されていたことがわかった。 世田谷区によると、10月6日、世田谷区弦巻の住宅街の歩道で放射線量を測定したところ、最も高いところで、1時間あたり2.707マイクロシーベルトを観測したという。 これまで文部科学省が福島第1原発の事故後に測定した都内の空間線量率で、最も高い値は、3月15日の1時間あたり0.496マイクロシーベルトだった。 世田谷区は、すでに線量を下げる対策を行っているという。
10/12 17:34 FNNニュース

でも、こういう情報もあるんだよね。


で、他にいろいろ調べた情報を併せて考えると、2.7どころじゃなくて、実は4.7あったので、区が高圧の洗浄器を使って歩道部分の洗浄を行い、そのあとに測定した数値が1時間あたり2.7マイクロシーベルト(μSv/h)まで下がった、ということらしい(オレが掴んだいくつかの断片情報では、2つが同じ場所の話だという確証はないんだけど、逆に別の場所だったらもっとおおごとだ)。

つまり、FNNニュースの《区は、すでに線量を下げる対策を行っているという》という表現はトリックか? 「これから下がりますよ」と、いう意味に取ってもらうことを期待しつつ、実は「すでに線量を下げる対策を行っているのに、ここまでしか下がらなかった」という意味の原稿なんじゃないの? 世田谷区民はそこを注視しよう。話がかなり違ってくる。

いずれにせよ、これをチェルノブイリの区域管理基準に照らしてみると・・・

5.362μSv/h以上:強制避難ゾーン
2.011~5.362 μSv/h:強制(義務的)移住区域(4.7だと、このランクでも一番上の方になる)
0.670~2.011 μSv/h:希望すれば移住可能な区域
0.134~0.670 μSv/h : 放射能管理が必要な区域

で、今日の飯舘村よりも、この報道の世田谷区弦巻の数値の方が高いわけだ。


この場所は世田谷区中央図書館のそばだし、オレの好きなラーメン屋のそばだから(今日の昼も行った)、この半年にも何十回も通ってるところだ。

さて、世田谷って、この国の首都の、都心23区内で一番人口の多い区でしょ? 85万人以上住んでる。で、弦巻は区の真ん中だし、区役所のそばでもある。そこでこの数値だ。これを国は、都は、どうするのだろうか? 強制的に移住せよ、って言ってくれよ。オレはすぐにどっかに越して、このブログのタイトルも変えるから。
世田谷人って、ウクライナ人より体、丈夫なんだっけ?

「ノー、私たちはお前たちの危機に金を払うつもりはない」



■ナオミ・クライン による『ウォール街を占拠せよ:今世界で最も重要なこと』と題されたスピーチを〈BeneVerba〉さんが訳されている。

「ノー、私たちはお前たちの危機に金を払うつもりはない」
「我々はお互いを見つけたのだ」
「私はあなたを気にかけている」
「ようこそ」

おりしも彼女の最新刊『ショック・ドクトリン』(上・下)を読んでいる最中だが、クラインのこのスピーチに含まれる上記のようなパンチラインは、恐ろしき欺瞞に満ちた〈ショック・ドクトリン〉・システムに対する、まさに抵抗と団結のスローガンたるものだ。世界最大のマネー・ゲーム・センター=NY証券取引所のそばの路上で起こっていることは、その抵抗と団結の象徴に過ぎない

クラインが〈ショック・ドクトリン〉と呼ぶのは、その原因が自然災害か人災かにかかわらず、起きた大惨事を絶好の材料として、そのたびごとに急進的な市場原理主義改革を断行していくという、その、言わば“1%連中”のやり口のことである。

人々が災厄に見舞われて泣き叫び、うろたえるとき、彼らは無防備であり、抵抗力もなく、ただただ、災いの起こる前の暮らしに一刻も早く戻りたい、ということのみを祈りつつ震えている。その子羊のような赤ずきんちゃんに対して、仕立てのいい背広を着た狼が正体を隠してその手を差し伸べるとき、それは助けるためではなく、食べてしまうためだ。

我々の危機は、“狼連中のための危機”になっている。

TVウォール街の様子を見て、感心したり呆れたりしている場合ではない。これは福島の、日本の話である。



追記:その、『ウォール街を占拠せよ:今世界で最も重要なこと』スピーチを〈人間マイクロフォン〉によって行うナオミ・クラインの画像はこちら。かっこいいぜ。

10.09.2011

怒りのドラムデモ・追記1&2


怒りのドラムデモ・渋谷
[日時] 2011年10月9日(日)16時45分スタート
[場所] 東京・恵比寿公園出発→渋谷方面
[主催]怒りのドラムデモ実行委員会

本日!

*******
追記1

HUMAN RECOVERY PROJECT / PINPRICK PUNISHMENTの穴水さんからの申し出で、楽器をお借りする事が出来ます。
以下をお読みください。

▼ANAFUZZ MasahikoAnamizu
10/9怒りのドラムデモ。私が運営している楽器・音響.com が全面的にサポートします!
タンバリン・シェーカー・カウベル等の小物から全て無料で提供します!
他に在庫はスネア,バスドラム,ハイタム,ロータム,フロアタムが全て2つずつ。
※ストラップ(ヒモでOK)とスティックは各自ご用意ください。
利用希望者は14時~15時半にこちらまでお越し下さい 
※通常のレンタル契約同様、携帯番号、住所、氏名等を控えさせていただき、身分証を確認させていただきます。
10/9怒りのドラムデモはこれまでデモ参加を躊躇していたバンドマンに是非とも参加してほしい。
ただ、黙ってプラカード掲げるだけの行進じゃつまらないし、シュプレヒコールも運動っぽくて照れくさい。
何か叩いてリズムとってれば周りとの一体感も感じるし、慣れない「恥ずかしさ」も吹き飛ぶさ。(2011年10月7日のツイート)

追記2

岩上安身さんのIWJ USTREAMでデモ中継されます。

iwakamiyasumi 岩上安身 
【IWJ・UST】10月9日16時45分~怒りのドラムデモ を中継します。  
[詳細] Chは決まり次第お知らせします。(2011年10月8日のツイート)

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

《更新》

IWJ_TOKYO2】10月9日16時45分~怒りのドラムデモ を中継します。  [詳細] 東京Ch2→ 

10.06.2011

怒りのドラムデモ・渋谷(詳細)

怒りのドラムデモ・渋谷
[日時] 2011年10月9日(日)16時45分スタート
[場所] 東京・恵比寿公園出発→渋谷方面
[主催]怒りのドラムデモ実行委員会

もうすぐ原発事故から7ヶ月が経とうとしています。しかし問題は全く解決されておらず、依然収束の見込みは立っていないままなのに、「解決の方向なんでしょ?」という空気が東京でも漂い始めています。私たちは、稼働している原発に可能な限り早期の停止と廃炉を求めます。

これまで様々な場所で原発に対する抗議のデモが行われてきました。デモのなかで、鳴りもの「太鼓」をはじめ、楽器を持つ人が多くいる事がわかってきました。シュプレヒコールの代わりにドラムを叩き付けるがごとく、渋谷の街を抗議の音で満たしましょう!

スネア、ジャンベ、タム、和太鼓、シンバル、空き缶、その他、打楽器持っているひと集合!!!その他の管楽器・弦楽器・笛・盆踊りの和太鼓・自転車のベル・ブブゼラ・カズー・ドラム缶・一斗缶・クッキー缶・なべ・フライパン・ゴミ箱・ダンボール・ラジカセ・バケツ・洗濯板・風鈴・その他楽器の方も、楽器持ってない人も、プラカードで参加の方も、手ぶらでの参加も、もちろん歓迎です!!
(反原発/脱原発に直接関わりのない旗やプラカードはご遠慮ください。)

怒りのドラムデモ実行委員会 (a.k.a.ドカドカうるさいマーチングバンド)
___

★16:15 恵比寿公園集合(楽器ごとに隊列決めなどを行います)

★16:45 デモ出発

★18:20ごろ神宮通公園 到着予定(流れ解散です)

【コース】

[動画/movie]
▼怒りのドラムデモ/Drums of Fury Demonstration Trailer 

[facebook page]
___

恵比寿公園(集合・スタート地点)

10.05.2011

役所の鏡だぜ、農水省

■初めて『女性自身』なる雑誌の記事を読んだが、この見出し・・・我らが公僕の言としてはいささか乱暴で不自然だし、〈今週の芸能ニュース PICK UP〉としての【セシウム検出新米】の話なので、編集部がどこまで真面目なのか少々不安になるが・・・読んでみるとまあ、さもありなん、な内容だ。結果的に、農水省が国民に対して【セシウム検出新米】を喰らえ、と言っていることに変わりはない


これ読んで、JA全農福島ではなく農水省の方を支持する国民はどれだけいるだろう? (公僕である以上、その数こそがそいつらの“威信”である)

そもそも、〈国が定める暫定基準値=1キロ当たり500ベクレル〉未満なら本当に安全だという確証などないことは、国の態度が自ら証明しているわけである。

〈暫定〉とは、正式にはこうしよう、と決めるまでの仮のもの、という意味であって、逆から言えば〈1キロ当たり500ベクレル〉なる数値に絶対の自信がないからこその〈暫定〉なのだから。なのに何ヶ月経ってもその〈暫定基準〉のままだということは、この確証の持てない〈暫定基準〉よりもマシな〈新基準〉を見極めるための材料がないほど、“一体何ベクレルまでなら安全なのか、まるで分かっていない”、ということなのである。

それを〈国が定める〉なんていう文言を頭に付けて威厳を振りかざし(第一、その〈国〉が信用されてないっつーのにな)、国民を煙に巻き、ほとぼりが冷めるまで黙らせよう、というツラの皮の厚さは、なるほど高級役人体質の伝統的悪評にたがわない。

もちろん、オレが書いているのは、役所の発表を、好意的に、文字通りに受け取ってやったとして、の話だ。本当の数字なんて口が裂けても国民には言えないから、何があっても嘘をつき通すことに決めたのかもしれないよね。

ま、いずれにしろあんたら、ずーっと行けるところまで、しらじらしく、涼しい顔して、その〈暫定基準〉で行くつもりなんだろ? そうすれば、何年経とうと、何十年経とうと、科学的な客観性に裏打ちされた〈絶対基準〉を表に出さなくて済むからな。

それだけでも公僕として万死に値するペテンなのに、その(不確実という意味では明らかに)インチキな“仮の数値”を振り回して、より慎重に対処しようと努力するJAを上から“恫喝”するなんてえのは、ちょっとでも品のいいマフィアなら使わない手だろう。

その【セシウム検出新米】、まずは農水省の食堂で食べさせていただきますので、くらいバカ慇懃に言ってみろ。どうせ、ウソだろうけど。

10.02.2011

《9月後半にさらりと発表された福島原発の重大ニュースまとめ》

■のようなまとめペイジはとてもいい。

以下、そこでまとめられている見出し。

原発敷地外で初の「プルトニウム」検出
原発から80キロ地点で「ストロンチウム」検出
福島の緊急時避難準備区域を解除
群馬の汚染マップ公表と美術展の中止
埼玉の汚染マップ公開
千葉の汚染マップ公開



文部科学省がここにきて“さらり”と公表した群馬・千葉・埼玉の汚染マップに関しては、二重の意味で注目しなくてはならない。

第一に、もちろんその汚染状況について。
第二に、オレたち国民は、お上:文部科学省の5月の言いぐさを忘れてはいけない、というポイントにおいて。

読売新聞 平成23年05月16日朝刊にはこんな記事があったのだ。
(写真ソース:http://bit.ly/qGsezu

「チェーンメールで放射線のデマ拡大」

福島第一原発の事故に関連して、千葉県の柏、松戸、流山と、埼玉県の三郷の計4市で、飛び地のように放射線の観測値が高くなる「ホットスポット」が発生しているといううわさがチェーンメールやツイッター、ネット掲示板などで広がっている。

文部科学省原子力災害対策支援本部は「千葉と埼玉で測定されている数値は平常時と変わらない」としており、日本データ通信協会迷惑メール相談センターは「公的機関や報道機関などの根拠ある情報を確認してほしい」と注意を呼びかけている。同センターは状況の把握と分析のため、デマなどのメール転送を求めている

チェーンメールは、eqchain@dekyo.or.jp 、悪質メールは、eqmeiwaku@dekyo.or.jp  へ。

(記事は以上。太字はオレ)

デマの報道をした読売新聞への意見は以下の問い合わせフォームへ。

「公的機関や報道機関などの根拠ある情報を確認してほしい」とは笑わせるぜ。そいつらが根拠のないデマを流すから、市民グループ《放射能防御プロジェクト》が生まれたのではないか。



で、文部科学省は今頃になって5月の自分たちの犯罪的な大ウソをこっそり訂正したわけだが、そんな連中は当然ながら、この《放射能防御プロジェクト》が独自に調査して8月に発表した首都圏150箇所の〈土壌調査〉の結果も無視している。

埼玉県の三郷市には[一時移住区域=義務的移住区域(チェルノブイリ事故での区分に当てはめた場合。以下同)]があり、東京都内にも[希望移住区域=移住の権利が認められる場所]があり、都の南端、お金持ちが住んでいることで有名な大田区の田園調布には、町中に[放射線管理区域=不必要な被ばくを防止するために設けられる区域]があるし、それは横須賀市にも存在する。

のだが・・・、これらは今も“公的機関や報道機関などの根拠ある情報”に照らし合わせた場合の“デマ”ということになっているわけだ。

ここらでもう一度、放射能汚染情報の責任官庁である文部科学省の性格を、それからそこから出てくるデマを、購読料を取って国民に植え付ける読売のような新聞の役割を再認識した方がいいだろう。そういう新聞しか読まない/ネットで情報も集めない人と、《放射能防御プロジェクト》の仕事に注目している人との間には、最悪の場合、命にかかわる情報格差が生じ得るのだ・・・。


(再度)みんなで決めよう「原発」国民投票

あるべき直接民主主義の形を、死ぬまでにこの目で一度は見てみたい、という方は署名/賛同してみるのはどうでしょう? 
http://kokumintohyo.com/ 


参考映像「日本で「国民投票」はできるのか?」
今井 一(ジャーナリスト)
イタリアで原発再開の是非を問う国民投票が実施されたのは記憶に新しいが、果たして日本で国民投票は可能なのか?