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2.13.2013

『コンバ』に出てくるワード集

『コンバ - オルタナティヴ・ライフスタイル・マニュアル』発売のお知らせ、全目次はこちら

今日は、本書(解説、あとがき含む)に出てくるワード・人名から主要なものをご紹介します。

▶▶▶オキュパイ We are the 99% アノニマス プッシー・ライオット(フェミニスト・パンク・ロック) ステファン・エセル『怒れ! 憤れ!』 ハクティヴィズム(ハッキング) ガイ・フォークス アンチAD クラウン・アーミー Think globally, Act Locally アクティヴィズム(直接行動主義) アーティヴィズム グリーン・ゲリラ カウンター・カルチャー ウィリアム・S・バロウズ バトル・イン・シアトル(バトル・オヴ・シアトル 1999) アルテルモンディアリスム(オルターグローバリゼイション) 養蜂革命 国境なき大麻 ピエール・ベルジェ 市民的不服従(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー) パレオ・ダイエット 温室効果ガス 破格語法 アルテュール・ランボー COP15(コペンハーゲン・サミット) ネオフェミニスト 核兵器廃絶アクション(ボムスポッティング) バラク・オバマ ジョセフ・ロートブラット バートランド・ラッセル 行動か、さもなくば死か レミ・ガイヤール バイコット(Buycotte) コンシュマクター フラッシュ・モブ ボイコットBP グリーンピース(Greenpeace) テイト美術館を解放せよ(Liberate Tate) (エコロギーク)エレクトロニクス・ガイド 任天堂 東芝 ソニー エコ・バッテリー ソウシャル・コリオグラフィー レディー・ガガ・デモ LGBTプライド運動 リップダブ ネット市民権 AVAAZ.org カーボン・オフセット ANA(全日空) バイオ燃料 レジスタンス シャルル・ドゥ・ゴール主義 連帯キセル iPhoneアプリ タックス・ヘイヴン 新自由主義 バンクシークレッツ(www.banksecrets.eu/) 城南信用金庫 Move Your Money 舞踏テロ サンドラ・アブアヴ ヴァンサン・セスペデス IKEA 野宿者 エイズ ジェネリック医薬品 海賊党 ジミー・チュウ スシ・セレクター プレゼント免除証明書 空気浄化植物 アドバスターズ(広告破壊者集団) 無買デー(Buy Nothing Day) シテュアシオニスト ギー・ドゥボール ポップ・ダウン・プロジェクト トランスジェンダー的実存主義 アクト・アップ! 死の見本市(Salon de la mort) リソメイション イスラム教ファトワー 授乳アクション カーボン・フットプリント 反GMO(遺伝子組み換え生物) モンサント オレンジの半分 ニセ新聞 イエス・メン(The Yes Men) 強制国外退去 国境なき教育ネットワーク Porn for the Blind 昆虫食 キス=イン M.I.E.L.(性的衝動に関するエコロジーのための国際運動) ヴィルヘルム・ライヒ ベス・ディットー(ゴシップ) グリーン・カード 連帯貯蓄 ストップ・ショッピング教会 DIY ハッカースペイス バイク・ブロック ブラック・ブロック テリー・ギリアム(モンティー・パイソン) シュピール・グート グラスフェミー ダンプスター・ディップ 心理地理学 ドク・ジネコ グローバル・オーガズム・フォー・ピース  World Water Day グルーチョ・マルクス 緑の党 ダニエル・コーン=ベンディット ジョゼ・ボヴェ ドライ・トイレ グリーン・ウェディング・プランナー パクス(PACS フランス婚) ビオナニスト エコセックストイ SMSメッセージ ブーブクウェイク(おっぱい地震) バンクシー スペイス・インヴェイダー ゼウス リヴァース・グラフィティー(グリーン・グラフィティー) ポール “ムース” カーティス ケルヒャー グリーン・ヴァンダリズム イケア・ハッカーズ ルパンタンス 鈴木杏里 アルジェリア戦争 ルワンダ・ジェノサイド フランサフリック フェア・トレイド セクシャル療法 Park (ing) Day 性のアシスタント ロックコーア・プロジェクト ダヴィッド・ゲッタ ヤニック・ノア 電動アシスト自転車 自転車共用サーヴィス リサイクリング リサイクル・バンク 分別ポリス オリヴィエ・ブザンスノ(反資本主義新党) カルフール ユロ(尿)・エコロ フリーガン(Freegan) 週一菜食主義 ミートアウト・デイ ポール・マッカートニー 国際連帯休暇 国境なき発展 アレヴァ(アレバ) 球根テロ ゲリラ・ガーデニング エコロ=ブラックアウト ネオン団 トマ・サンコマ ルベン・ウム・ニョベ ガンベッタ ルイーズ・ミシェル 自転車裸族(サイクロヌーディスタ) ワールド・ネイキッド・バイク・ライド 国民アイデンティティー ブラック・ブラン・ブール 富士山 スティーヴン・チュー マイクロ=アクティヴィズム プラシーボ エドワード・アビー 爆破/モンキーレンチギャング サボタージュ エコ=アクティヴィズム 監禁用特製サヴァイヴァル・キット リーマン・ショック アラン・マンク マイクロ=シエスタ スロウ・カルチャー スロウ・ブック うんち紙(poopaper) 下水熱 親切の日 セロトニン アメリ オーディオ=エコロジスト ソイレント・グリーン エコロ=ジック(エコ音楽)・ムーヴメント レディオヘッド エスカ・ヨーン(アスガー・ヨルン) グラスゴウ・アナキスト・サマー・スクール スリー・サイデッド・フットボール ジネディーヌ・ジダヌ ロカヴォア フード・マイルズ(フード・マイレージ) ゼロ・eメイル・フライデイ アンプラギング・デイ 持続可能な開発(SD サステイナブル・ディヴェロップメント) ヴェオサーチ CO2スタッツ グリーンバード ナイキジャパン 宮下公園 スウェットショップ ナイキ・ブランケット・ペティション セキュリティー・チェック・ポルノ ネイキッド・エアー END:CIV etc.
  

2.05.2013

『コンバ - オルタナティヴ・ライフスタイル・マニュアル』発売のお知らせ(正式告知)

■『コンバ - オルタナティヴ・ライフスタイル・マニュアル』(通称『コンバ』)、主要書店やネット書店におおむね行き渡りました(と、思います)。
(もちろん、注文して下さっていない書店さんには入荷しませんが……“わけ分かんない本だから様子見”、ってことでオーダーを保留にしているお店も結構あるみたいです・笑)


★『コンバ』を現時点で取り扱って下さっている書店等一覧。
(随時更新中。お近くの書店に現在取り扱いがない場合でも、ご注文いただければほどなく届きます) 


確かに、だれの目にもひと目で何の本か分かる本ではありません。現物を見た書店さんがどの〈ジャンル〉の本として扱うかも、そのお店によって違っているようです。
たとえばネット上で分かるネット書店の扱いを見ても・・・

《丸善&ジュンク堂書店》では〈政治評論

《紀伊国屋書店BookWeb》はジャンル名としては明記なし(NDC分類で〈社会思想〉)

《honto ネットストア》では〈社会・時事・政治・行政

《TSUTAYAオンラインショッピング》では〈エッセイ・随筆

《ブックサービス》では〈教育・社会

《セブンネット通販》では〈サブカルチャー

《Honya Club》では〈ノンフィクション・エッセイ・コラム

《楽天ブックス》では〈社会科学全般

《Amazon.co.jp》では〈外国のエッセー・随筆

《e-hon》では〈サブカルチャー

《エルパカBOOKS》では〈社会・政治

《ヨドバシ.com》では〈エッセイ・コラム(海外)

といった具合です。ですからリアル書店でも、お店によって〈棚〉は上記の範囲内でまちまちかもしれません。


著者はこの人:
彼女は81.3 J-WAVE 《Sounds & Cities》でも、パリ代表としておなじみでした。

彼女マティルド・セレルは、

パリのFMステイション Radio Nova :

の、平日午前中の担当のジャーナリスト/パーソナリティーで、毎朝10時ちょうどに放送していた2〜3分の人気コーナーが《Combat/コンバ》。インターネットや最新テクノロジーを用いた、新しい21世紀型の社会運動や個人的なアクションのトレンドを世界中から集めて放送するもので、その放送の抜粋が本書・・・要するに、「この世の中、ムカつく」から「何とかしたい/何かやりたい」けど、どっかの党の党員になるとか、デモに行くとか、組合運動をするとか、政治的な集会に参加する、とかいった従来型の社会運動には興味が湧かないよ・・・っていう世界中の(主に若い)人たちが、実際に実践しているアクションを紹介するものです。

ひとりで、自宅で、ネット上のワン・クリックで、iPhoneアプリを使って、身近な地域で、あるいは仲間同志で、市民グループ(アソシエイション)と手を組んで、など、いろいろな生活圏内の範囲で実践可能な、よりよい世の中のためのアクションと新しいライフスタイルを提案している、88篇のサジェスチョン集。

この原書を買って読んだらあまりに面白かったので、自分で訳しました。そして人名とか組織名、それぞれのトピックに関係した各国の社会的背景などについては、可能な限り(日本の状況と比べてかなり特異な話題に関しては、ことさら掘り下げた)解説をつけました(でも、日本の話題もいくつか出てきますよ)。

本文目次は以下の通り。
日本の新聞やTVでは報じられない内容が大半ですので、現在の世の中を知るためのトリヴィア的に読んでも面白いと思います。

ミツバチを養子にしよう
大麻の物資援助システムに協力しよう
パレオ式にたらふく食べよう
ヴォキャブラリーを“破格語法”化しよう
フランスにひげを生やそう
核兵器廃絶アクション(ボムスポッティング)をしよう
エスカレイターを嫌おう
バイコットしよう
《BP》を批判したおそう
バッテリーを交換しよう
声明や要求事項を振り付けにしよう
大義のためにクリックしよう
あなたのVOL(ヴォル)の埋め合わせをしよう
巡礼・○○詣でに反対しよう
連帯キセルをしよう
銀行をビシビシ締め上げよう
カミカゼ・ダンサーになろう
人道的な海賊行為を擁護しよう
“分別あるスシ”で昼食をとろう
あなたのプレゼントを非物質化しよう
オフィスの汚染を除去しよう
広告の公共空間への侵略に抗おう
トランスジェンダー的実存主義者になろう
この世からきれいに消えよう
お乳をあげよう
グリーンなナンパをしよう
ニセ新聞を発行しよう
強制国外退去を阻止しよう
目の不自由な人たちのためにXを録音しよう
食虫性になろう
キス=インの練習をしよう
有毛の抵抗に突入しよう
エコ(年)賀状を送ろう
連帯貯蓄をしよう
あなたの消費主義を悪魔払いしよう
あなた自身でやろう
クリスマスに、無防備な子供を守ろう
グラスフェミーしよう
雇用センターを人間的な機関にしよう
心理地理学(サイコジオグラフィー)の基礎を学ぼう
直属の上司をののしろう
グローバルにイこう!
何人かで洗おう
グリーンな結婚をしよう
ビオナニストなマスターベイションをしよう
フリーなセディーユのために闘おう
あなたの乳房を見せよう
新種のグラフィティを“描こう”
イケア(IKEA)をヤッちゃおう
罪を悔いるために、あなたの体を差し出そう
エコな酔っぱらい方を選ぼう
セクシャル療法を最適化しよう
PARK(ing) Dayをオーガナイズしよう
“性の助手(セクシュアル・アシスタント)”になろう
コンサートのチケット代をヴォランティア活動でまかなおう
電動で漕ごう
ゴミ箱の重さを量ろう
スーパーマーケットの店内でピック=ニックしよう
地球のことを思っておしっこしよう
ゴミ箱に潜ろう
週一菜食主義を実践しよう
国際連帯休暇を取ろう
球根テロを企てよう
CO2の節制に、宗教上の節制を活用しよう
星たちを再び輝かせよう
通りの名前を変えよう
サイクロヌーディスタ(自転車裸族)に加わろう
あなたのショッピング・カートを“GMO(遺伝子組み換え作物)フリー”な商品で満たそう
共和国(フランス)を修繕しよう
山頂を塗り直そう
あなたのキーボードで反乱を起こそう
フライド・ポテト(フリット)で走ろう
あなたの犬を“犠牲”にしよう
社長を監禁しよう
職場で昼寝しよう
スロウ・カルチャーにしよう
茶色の“砂金採取”を支援しよう
親切になろう!
静寂をストックしよう
エコロ=ジック・ムーヴメントをフォロウしよう
別のサッカーをサポートしよう
山羊で刈ろう
自分をロカヴォアに変えよう
アンプラグしよう
携帯電話の価値を上げよう
あなたのネット・サーフィンを緑色にしよう
グリーンバードの群れで飛ぼう
素っ裸で旅しよう

・・・興味のある方は、ぜひ、お読み下さい。

長くなったので、今日はこのへんで。類書のない(だから本屋さんが扱いに困っている・笑)本なので、もう少し説明した方がいいこともありそうですから、また、そのうち追加で宣伝します。

お読みになった方の感想ツイートを見つけたら、
でもリツイートします。

みなさん、どうぞよろしくお願いします。

※追記(02.13)

『コンバ』に出てくるワード集はこちら。

1.23.2013

ここ最近の楽しい仕事

■結局今度の本『コンバ - オルタナティヴ・ライフスタイル・マニュアル』にここ数ヶ月間、ほぼかかりっきりだったわけですが、でも他の仕事もいくつかはやってたわけでして、またしてもそういう自分の仕事の宣伝をしないまま年を越してしまいました。
世に出たタイミング的に最新のものから遡って、ここしばらくの仕事の一部をメモ的に。
3日前に発売になった『ミュージック・マガジン』02月号のコラム〈ポイント・オヴ・ヴュー〉に1本、書いてます。〈脱原発の立場から、この前の総選挙の結果をどう受け止め、今後どのように行動するべきか?〉というテーマを編集部から投げられたのですが・・・

(前略)ぼくは話の前提となる選挙制度自体を信用していないから当然その結果もハナから重視しないことと、編集部の意向に従うまでもなく、お生憎さまだが〝推進派〟の読者には全く配慮しないことだけ先に述べて話を進めるが、つまりそんなわけで、選挙結果で反原発派が落胆する必要などないのだ。(後略)

てな2000字弱の原稿を書いてます。


その一号前、表紙にきゃりーぱみゅぱみゅとボブ・ディランが一緒(なのが傑作)の2013年01月号では、恒例の昨年のベスト・アルバムを選定してます。ぼくはおなじみ大石始さんと合議で〈レゲエ海外〉〈レゲエ国内〉のベスト・アルバム各5選。それからレゲエ以外から選んだ2012年の鈴木孝弥個人ベスト10選。



昨年末にリリースされた話題作、ジンタらムータ with リクルマイ「平和に生きる権利」にコメントを寄せました。
このリンク先にそのコメント(肩書き付けるの忘れてオレだけ偉そう・笑)も載ってますが、そんなことより、この曲の詳細なインフォもあるし、プロモ映像も観られます。素晴らしい歌と演奏なのでコメントにもあんな風に書きました。でも本当に、聴くたびにギュッと胸が締めつけられる。そこに痛みも伴うんだけど、その痛みを誤魔化さず、逃げない、癒し(←という言葉は、オレは滅多に使わない)の鼓舞に満ちている。昨年末以降、我々にはこの曲がある。みんな、一緒に聴こう。カバンの中に入れて、この曲を持ち歩こう。


『コンバ - オルタナティヴ・ライフスタイル・マニュアル』の発売が結局年をまたいだことと、オレが12月のローリング・ストーンズのデビュー50周年記念公演のチケットを(ニュー・ジャージー公演もブルックリン公演も)買えなかったことは、全く無関係ではない。どこか1枚でも買えたらニュー・ヨークに飛ぶつもりだったので、本のデータは12月上旬までに印刷屋に入れられる状態に仕上げようと思っていたのだが、11月のチケット発売日にUS《チケットマスター》にアタックしても、ネット回線大混雑。結局アクセスできて買える権利を得られたのは800ドル(!)の特等席だけだったのであきらめ、オレを追い立てるものがなくなったことで本のカヴァーまわりや紙選び等々、じっくり時間をかけた結果、印刷屋さんに入れるのが年末になったのだった。
そんなN.Y.のチケットも狙ってみたりする程度のローリング・ストーンズ好きではあるけれど、仕事でストーンズの原稿を書く機会を与えてもらえるほどの立場では全然ないので、11月に発売になった『レコード・コレクターズ』1月増刊号『ローリング・ストーンズ名曲ベスト100』では、いち読者としてアンケートに応募してみた。あなたのベスト10曲リスト&1位の曲についてのコメントを書いて送って、というヤツ。そしたら〈東京都・鈴木孝弥〉さんとして自分の1位の曲のコメントを採用してもらえた。やった!(で、オレのストーンズのベスト・ソングは、ずっと昔から「Monkey Man」)。――つーか、こんなの“仕事”じゃないわけだけど、東京都港区の区議に鈴木孝弥さんがいるんで(そっちは、すずき・たかや さんだけどね)、自民党員がこんなグロでドラッギーなコメントを書いたのか? って噂になると彼に間違いなく迷惑かかるんで、ここに書いときました。






こっちは『ミュージック・マガジン』&『レコード・コレクターズ』プリゼントの増刊『定盤1000』。『ミュージック・マガジン』600号記念企画として、同誌の11月増刊号として発売になったものですが、中のレゲエ枠を担当しました。ぼくの考える究極の定盤33枚を選び(選ぶというのは、すなわち落とす作業なので、そこはツラかった)レヴューしてます。しかし、これがオール・ジャンルから選び抜いた定盤の1000枚だ!という堂々たるコンセプトの迫力は、ペイジをめくってるだけでガツンとくる。聴いたことのない作品が多ければ多い人ほど、この本は楽しい。


10月下旬にリリースになった小泉今日子デビュー30周年記念盤『Koizumi Chansonnier(コイズミ・シャンソニエ)』の中の1曲、菊地成孔プロデュース曲「大人の唄」で、歌詞のフランス語を作りました。菊地さんの書いた歌詞を部分的に仏訳したのですが、菊地さんの日本語の深み・言葉の裏側の影の部分がどうやっても(フランス人に相談しても)仏語に置き換えられない箇所は、菊地さんに了承を得て表現を創りました。そんな風にして書いたフランス語フレイズの一部が飾り文字としてジャケットの中央(タイトル下)に使われてます。ファン冥利に尽きるとはこのこと。肝心の楽曲の方も実にかわいらしい仕上がりで、その中に菊地さんらしい“スパイシー”なセンスが随所に利いています。形に残ったものの中で、ああフランス語を学んでよかったな、と、これまで一番実感した仕事は、マヌ・チャオに直接インタヴューしたことと、この小泉さんの録音に関われて、自分の仕事がジャケの真ん中に使われたことだろう……。



とか、うっとりしてる場合では、実はないのであって、とにかくみなさんに知っていただきたい『コンバ - オルタナティヴ・ライフスタイル・マニュアル』もフランスの本です。この本を紹介できることも強烈に意義深いことだと思っていますし、ホンヤクティヴィストとして今、やっとくべき仕事をちゃんとしたつもりです。おかげさまで、先週よりリアル書店で先行発売中。「目立つけど、何の本か分からない」というご意見をたまわった書店さんが数軒ある以外、おおむね、よい反応をいただいてます(って書くんだよね? こういうとき・笑)。
で、ネット書店でも販売開始になって落ち着いた頃に(来週とかに)この本のことを改めてきちんとお知らせします。ああそうだ、この本の関連で先日、東京下北沢は対抗文化専門古書カフェ気流舎のZineにも6000字ほどの原稿を書いたのだった。これも、オレ以外の寄稿者のテクストを読むのが楽しみで、できあがりを心待ちにしています。


1.08.2013

『コンバ』、著者はこの人


イラストはこの人、原田淳子。
http://www.geocities.jp/harada_kikaku/

(写真:タケウチミホ


装幀は『だけど、誰がディジーのトランペットをひん曲げたんだ?』に引き続いてこの人、Saori@wsra 。
https://twitter.com/wsra


5.19.2012

(毎度遅くて、ダメダメな)お知らせなど

■発売中の『ミュージック・マガジン』に書いた原稿のお知らせをしようと思っていたら・・・20日売りなのでもう翌6月号が本屋に並んでたりするんでしょうか? まあ、毎度の遅くてダメダメな告知ですが、5月号《ポイント・オヴ・ヴュー》のコーナーに『市民の反乱の集積によって 原発を求める社会構造を窒息させろ』という原稿を、


《ランダム・アクセス》のコーナーに『ブラックパワー・ミックステープ~アメリカの光と影』の映画評を書いてます。




『ブラックパワー~』は、今はまだ東京・新宿だけの上映で、今月末から大阪・梅田でも観られるらしいですが、そのうちにDVDになるでしょうし、お近くで公開しないという方も、ミスしないで是非観て欲しい1本。これは、オレたちみんなの話ですから。


昨年の311からここまでの、あまりにも異常で異様だった時間の流れを丁寧に記録し、その上で、抵抗心を去勢されたこの国の住民(=被曝者)にとって、この先どれだけの長さが残されているのか知れないそれぞれの余命を、人間としての尊厳を取り戻した上で生きていくための道が示されている書。
楽になるためにこの1年の時間を記憶の外へと追いやり、楽になるために見るべきものに目をつぶっている人は、まさか自分から手を伸ばす本ではないだろう。ただ、著者である作家・山口泉がこの本の中で、我々はすでに今「この世の終わり」の後を生きているのだと断じている、そのことの意味、その言葉の重みを想像するくらいはしてみて欲しいものです。

と、音楽雑誌に音楽以外の原稿ばっかり書いてるみたいですが、毎月のレゲエのアルバム・レヴューはちゃんとやってます。

それから、これもほんとにギリギリの情報ですが、明日のデモ

NO NUKES MORE HEARTS
NO NUKES ! ALL STR DEMO 4
原発0! 再稼動反対!
2012
年をエネルギー政策転換の年に!!!!!
★日時:2012520(日) 雨天決行
★時間:集会1 13:00~ デモ 14:00~ 集会2 15:0016:30
★集合場所:代々木公園けやき並木・渋谷側
最寄駅JR 渋谷駅・原宿駅 (徒歩10分)
★主催:NO NUKES MORE HEARTS
★協力:LOFT PROJECT/楽器・音響.com
お問い合わせ:5.20●nonukesallstardemo.com
@に差し替えて送信ください)
プレスお問い合わせ:press●nonukesallstardemo.com
@に差し替えて送信ください)
WEB: www.nonukesallstardemo.com
雨天の場合は雨具のご用意をお願いします。
初デモのかた大歓迎!どなたでもお気軽にご参加ください。
楽器や鳴り物大歓迎!お好きなスタイルでご参加ください!
団体やグループでご参加の場合は、なるべく前もってお知らせください。
集会ではライブやスピーチを予定しています。
集会2部ではオープンマイクも予定しています。ご参加ください!
*集会やデモで、特定の団体や宗教団体への勧誘に準ずる行為はご遠慮ください。
51920代々木公園でワンラブジャマイカフェスティバル開催!
反原発ブース「NO NUKES CAMP」が出現します!お立ち寄りください!
デモ 14:00
ドラムブロック、サウンドカーブロック、コールブロック、お好きなブロックでご参加ください!
サウンドカー出動します!(敬称略)
i ZooM i Rockers Crew feat. 悪霊(Ill East Records
DELI
集会 (敬称略・順不同)
スピーチ
☆横川圭希(オペレーションコドモタチ)
☆おしどり マコ&ケン(夫婦音曲漫才)
☆井上年弘(原水禁)
☆平野大輔(Moms & Children Rescue FUKUSHIMA
Misao Redwolf(イラストレーター/NO NUKES MORE HEARTS 主宰)
ライブ
Likkle Mai
MAGUMILA-PPISCH)&永井秀樹
☆河村博司(ex. SOUL FLOWER UNION)&磯部舞子
okan do zine
Magical Power Mako+千葉麗子
☆サエキけんぞう
☆ママドゥ・ドゥンビア
その他、詳細は〈http://nonukesallstardemo.com/ 〉!


で、これまたお薦めするのが遅くなった、先日発売されたジェロニモレーベルの新作『ネガティブ』


ここで紹介した「ナメられてるにもほどがある」をリード・チューンにした7曲入り。作品を録音するたびに雑味が取れ、音楽がシャープになっていくジェロニモレーベル、その大文字の〈RAW〉な憤怒の歌は、聴いていてとにかくメラメラくる。詳しくはまた後日紹介したい。
インフォ:http://www.gernm.com/ 

あと、おそらくこれも明日日本盤がリリースされるはずですが、ぼくが解説原稿を書いた、12年上半期一押しのルーツ・ロック・レゲエ・アルバム:デラジャー&ザ・ドンキー・ジョー・ボーン『パリス・イズ・バーニング』に関しても、盤が届いたらまた後日。


4.03.2012

『Shall We ダンス? 3.11以降の暮らしを考える』発売記念イベント

■に呼んでもらいました。


みんなでドキュメンタリー映画『END:CIV』を観たあとに、リクルマイさん、ハーポ部長(RLLハーポプロダクション)、児玉雄大くんたちを交えて、ちょこっとディスカッションします。

児玉雄大・編『Shall Weダンス?―3・11以降の暮らしを考える』(メディア総合研究所)のことは、ここでも軽く触れてます。

1ドリンク、こだまやミニカレー付きで、リクルマイのミニ・ライヴあり。そんでもって今、必見のドキュメンタリー映画『END:CIV』を観てない人だったら、行って損なし。

********

日時:4/5(木)19:00開場/19:30開演
アップリンク・ファクトリー

ミュージシャン、学者、文筆家、古本屋など、ジャンルも生活背景も異なる人達の協力のもと、誰もが正解を持ちえない「3.11以降の暮らし」を考え、言葉を紡ぎ、語りを紡ぎ話題の本『Shall We ダンス? 3.11以降の暮らしを考える』(メディア総合研究所)の発売記念イベント! いま、「運動」と「暴力」をどうとらえるか? ドキュメンタリー映画『END:CIV』上映&ディスカッション、Likkle Maiのミニライブ、同書の編集者でカレー屋「こだまや」を営む児玉雄大さんのミニカレー付き!
■出演:Likkle Mai、鈴木孝弥、ハーポ部長、児玉雄大他

□料金:¥2,000(1ドリンク&こだまやミニカレー付き/メール予約できます

予約方法
このイベントへの参加予約をご希望の方は、
(1)お名前
(2)人数 [一度のご予約で3名様まで]
(3)住所
(4)電話番号
以上の要項を明記の上、
件名を「予約/4月5日『Shall We ダンス?』発売記念イベント」として、
factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。


3.22.2012

今月、世に出た仕事

■昨日、昨年の311以降は原発問題とデモのお知らせなどがトピックの中心になってしまい、このブログ上であまりに普段の自分の仕事を紹介していないことにハタと気づいたので、忘れないうちに今月3月に世に出た仕事を紹介しておこう、という、今日のエントリーはそういう趣旨です。
(↓こんな風に、硬軟取り混ぜ、書いて、生きてます。どっちかに偏ると自分の精神内バランスが悪くなるので、こんな感じがちょうどいい……)

まずは、児玉雄大・編『Shall Weダンス?―3・11以降の暮らしを考える』(メディア総合研究所)

*概要
□サイズ種別:46判並製
□ページ数 160
□ISBN 978-4-944124-52-7
□価格 1,200円(本体)
□出版日 2012年3月6日
*内容
本書は、ミュージシャン、学者、文筆家、古本屋、なんとも名づけ難い職業?といった、ジャンルも生活背景も異なる人達の協力のもと、誰もが正解を持ちえない「3・11以降の暮らし」を考え、言葉を紡ぎ、語りを紡いだ、ひとつの物語である。 どう転んでも「死ぬまで生きる」のが人生。楽しいことも悲しいこともギュッと抱きしめながら、僕らは僕らの踊りを踊っていくしかないのかもしれない。だから、Shall we ダンス?
第一章 おまえの明日は誰が決める
「ストリートの思想からエコゾフィーへ」 毛利嘉孝
「自由とコミュニティーのこれから」 こだま和文×磯部涼
「てきやてき」 ハーポプロダクション
第二章 でも・デモ・DEMO
「One Step To Live」 Likkle Mai x Rumi 
「抵抗と理性のはざまで」 二木信
「『END : CIV』-問題解決法の選択肢としての、暴力直接行動の是非」 鈴木孝弥
第三章 終わりのないダンスはつづく
「龍二と忠治」 平井玄 
「気流の鳴る方へ」 気流舎店主


この本の中で、ぼくは話題のフランクリン・ロペス監督作品映画(これ)
に関して書いています。すなわち、政治が地球を破壊する行為に加担し、地球と我々の命をカネよりも遥かに軽んじている場合(今の日本がまさにそうですね)、かつ、市民が選挙に行き、陳情し、デモなどを行ってその暴挙を止めるよう頼んでも事態が何も好転しなかった場合、権力側の“狂乱”を止めさせ、我々の棲む地球を守るためには、最後は暴力に訴える以外にその術はないのではないか? というこの映画の主張について考えました。

とにかく、ぼくはこの本のぼく以外の書き手・語り手全員のファンなので、黙っていてもこんな本がタダで向こうから送られてくるのは夢のような話だ。

4月5日には渋谷《アップリンク・ファクトリー》で出版記念イヴェントあり。


次に文藝別冊『ボブ・マーリー』(河出書房新社)。この文藝別冊のムック・シリーズは〈赤塚不二夫、マイケル・ジャクソン、黒澤明、忌野清志郎、荒木経惟、グレン・グールド、石井好子、マーラー、梅棹忠夫、中上健次、マイルス・デイビス、花森安治、ジョン・コルトレーン〉などなど、錚々たる偉人たちを取り上げてきたが、とうとうそこにボブ・マーリーが仲間入りしたことがよろこばしい。


ぼくはここで〈プロテスト・シンガーとしてのボブ・マーリー〉というお題をいただき、嬉々としてモリモリ7000字ほど書いた。
ぼくの原稿の直前が、関西学院大学社会学部教授のおなじみ鈴木慎一郎さんによる「音楽と血と土地と~ラスタの来し方、行く末」と題されたテクストで、そこにぼくの「政治と宗教を包摂した〈バビロン・システム〉との闘い~プロテスト・シンガーとしてのボブ・マーリー」が続いている。慎一郎さんとぼくはそれぞれの文中で同じ曲の同じポイントを取り上げていたり、テクストの締めもほとんど一緒で笑っちゃうのだが、だからこそ、ぼくの少々血の気の多い断言的トーンと、慎一郎さんのクールで思慮深い筆運びとの差が露骨に出ている・笑。

先日、菊地成孔さんが持ち上げてくださったお陰で、ぼくをカタカナ表記に相当うるさい人物として認識してくださる方が出始めているようですが(それ自体、合ってるので、はい、結構です)、それなのにぼくのこのマーリーの文中にはカナ表記の不統一が生じている(!)ので自分のささやかな名誉のために言っておきますが、これはぼくのミスではないです。ついでに、目次部分のぼくの名前が〈考弥〉と誤記されていたり、送られてきた見本の表紙の角が折れていたりして、最初から読む気分がまるで盛り上がらなかったが、一旦(慎一郎さんの原稿から)読み始めたら止まらなくなってしまった。最後に出たんだから、そうでないとおかしい、と言われたらそれまでだが、知っている限り、日本で作られたマーリーの本でこれが一番面白いし、内容が濃く、つまらない水増しペイジがない。「自分はそんなマニアじゃないし…」というような人は、これ1冊でいいと思います。



最後に、ディスク・コレクション『ガール・ポップ』大久達朗監修(シンコーミュージック・エンタテイメント)


昨日送られてきたばっかりで、さっきパラッとめくっただけだが、本の真ん中らへんを開けてみると、そのペイジに〈マルティカ〉〈ティファニー〉〈デビー・ギブソン〉〈エイス・ワンダー(パッツイー・ケンジット)〉が並んでいたりするので、「うわー、懐かしいなー」と思うか、「そんな本、今、読む意味あんの?」と思うか、「えーっと、一人も知りません」となるかに分かれるだろう。そういう分かれ方が、健全で、自然だと思います。

女性シンガーのアルバムだけ500枚以上(この本が“ガール・ポップ”という言葉にどう向き合っているかは書中に記されている)、それも1950年代から現在まで(パティ・ペイジからレディー・ガガまで)を扱っているこの本の中で、ぼくは60余枚のアルバムをレヴューしました。書いたのは・・・

リンダ・ルイス、ミニー・リパートン、トレインチャ、メイシー・グレイ、リサ・スタンスフィールド、アーマ・トーマス、パトリース・ラッシェン、ア・テイスト・オヴ・ハニー、カーリー・サイモン、ジャニス・イアン、エディー・ブリッケル(&ニュー・ボヘミアンズ)、トリスタン・プリティーマン、ヴァネッサ・パラディ、トレイシー・チャップマン、テクサス(シャーリーン・スピテリ)、ベス・オートン、ベス・ギボンズ、フェアグラウンド・アトラクション、ダナ・グローヴァー、ヴァネッサ・ダウー、アンナ・カリーナ、ジャンヌ・モロー、フランソワーズ・アルディー、ケレン・アン、エレナ(・ノゲーラ)、エンゾ・エンゾ、ヌーヴェル・ヴァーグ(バンド)、アトランティック、アクセル・レッド、テリ・モイーズ、ナティーヴ、コラリー・クレマン、カミーユ、ヤエル・ナイム(あ、今夜『最後から二番目の恋』最終回だ!)、アングン、カルラ・ブルーニ、インディ・ザーラ、アヨ、ミリー(・スモール)、クロディーヌ・ロンジェ、ミスティー・オールドランド、キス・オヴ・ライフ、マリア、ガブリエラ・アンダース、ノラ・ジョーンズ、バーシア、アストラッド・ジルベルト、ビョーク、カーラ・ボノフ、マリアンヌ・フェイスフル、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン。以上(同一アーティストでアルバム2枚、3枚レヴューした人もいる)。

これ、編集サイドから音をドーンと渡されて、「聴いて、書いて」と言われたわけではなく、全部自分のCDラックに入っている所有物をレヴューしています。正確に言うと、ラックに収まっていたのは昨年の311までですが。壁に針金でしつこく留めていたラックが地震の揺れで見事に倒れたせいで、怖くてそれ以降CDを床に山のように積んでおいた中から探し出したものです。この仕事で一番大変だったのは、その山からCDを探すことだった。聴いて書くのは、それは、楽しい仕事でした。で、つまりこの人たちはみんな大なり小なり好きな歌手なわけですが、中でも最もファナティックに愛しているのはリサ・スタンスフィールド。