1.06.2012

Ah what's happening brother ?

■2012年を迎えられたことは、まずはひとつの歓びですから、5日間かけて充分に祝福しました――「とろろ昆布がいいらしいよ」と聞き、スーパーの棚の前で、この緊急時に買う場合、何袋までなら倫理的にOKか? なんてことを考え込んでしまったあの日の気分からしたら、とりあえず新しい年を迎えられたことをポジティヴに捉えるべきだろう、と思います。

が・・・どうやら新年になっても状況は何ら変わっていないし、パニック回避という大義名分のもとにヤバいことこそなるべく隠したい、詰問されるまでは極力答えない、という連中の体質も何も変わっていないようです。


【注意】正月に千葉でもセシウム5400万Bq/km2降下!
5400万 Bq/km2降り積もったことになります。
勿論11月や12月は不検出であったのです。


福島市で放射性セシウムが異常な上昇
文部科学省が発表した福島市内の「定時降下物環境放射能測定結果」によると、同市内で検出されたセシウム134、137の値が異常に上昇していることがわかった。

1月4日午後2時時点の測定結果によると、福島市内で1月2日午前9時~1月3日午前9時までは、セシウム134が180MB(メガベクレル)/平方キロ、セシウム137が252MB/平方キロとなった。

その前日の1月1日午前9時~1月2日午前9時までは、134、137ともに、ND(検出限界値未満)だった。また、それ以前と比べても、2日~3日の値は軽く10倍以上となっている

東京電力からのご連絡
報道関係各位・・・本日(1月1日)午後5時30分頃、免震重要棟でプラントデータの確認を行っていた当社社員が4号機使用済燃料プールのスキマサージタンク(※)の水位が比較的早い速度で低下していることを確認しました。
(オレ註:東電は、こういう連絡は読みにくい書体で表示し、かつコピペできないようにテクストを画像データ化してアップしている。この連絡、元旦の例の大きな地震のあとに出されていることを注意されたし

最悪シナリオ、福島事故後に検討 政府は公表せず

細野豪志原発事故担当相は6日、閣議後の記者会見で、昨年の東京電力福島第1原発事故発生後、1号機の原子炉が爆発して制御不能となり、4号機の使用済み燃料プールから水がなくなり、燃料が損傷する事態を想定した「最悪のシナリオ」を政府内で作成していたことを明らかにした。


臨界・腐食防止で使用 処理水の有害物質放置

福島第一原発で、高濃度汚染水を処理した水には、腐食防止などのため大量の化学物質が含まれ、この水が海に放出されると、放射性物質とは別に汚染を引き起こす可能性のあることが、東京電力などへの取材で分かった。水は原子炉の冷却に使われるが、建屋地下への地下水流入で、使い切れないほど水量が増え、既設タンクは残り容量が少ない。混ぜられた化学物質はいずれも有害だが、東京電力も国も、この問題を放置している。

小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の新年の言葉(1月4日):

「私はもともと、汚染を起こしてしまえばもう手の打ちようがないから原子力をやめてくれと言ってきた人間です。(放射能が相手というのは)相手が悪過ぎるのです。こっちが気持ちを強く持てば乗り越えられる、そんな相手ではない」

本当であれば逃げるしかありません。ですから、国がちゃんと人々を逃げさせるということが一番、求められることだと思いますが、残念ながら今の日本の政府というのは、人々を逃がそうという気が全くありませんので、人々が自分たちで汚染に向き合わなければいけないという事態にさせられてしまっているのです。ですから、ほんとにその・・・何ができるか・・・私はもう途方にくれてしまいます。でも子供を守ろうと思えば何がしかできることはあるはずだと思いますので・・・食べ物に気をつけるとかですね、子供の遊ぶ場所だけ・・・せめてその場所だけでも除染をするとか、やって欲しいと思っています

私はもう、最終的な敗北を去年したわけですから、これからどうやって立ち直れるかなあ、と、まあ自分のことを思いますが、やはり、ここまで敗北した責任がある、とやっぱり思いますので、自分に何ができるかなあと。若い人達に、これだけ汚染した世の中を残すわけですから。私の出来ることを探そうと思います」


年始早々、暗いエントリーなので、気分転換に1曲聴きましょう。

Are things really gettin' better, like the newspaper said ?
What else is new my friend, beside what I read ?

What's going on across this land ?
Ah what's happening brother ?