3.31.2011

大丈夫だと百回言ったけど、本当は大丈夫ではなかった


■東電の社員が昨日(30日)の朝日新聞夕刊で告白している。

これまで「津波がきても大丈夫です、と百回くらい言った」と。
これまで「原発は安全です、と説明し続けてきた」と。

そして今「非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」。

この人たちは、「原発は安全です」と言うのが仕事だった。それで給料を貰っていた。言葉は悪いが、カネ、生活のために「原発は安全です」と繰り返し、飽きずに言い続けてきたのだ。

ならば今現在も、そしてこれからも、同じようにカネのために、

「原発は安全です」と、
「津波がきても大丈夫です」と、
「ただちに健康に影響はありません」と、
「特に心配する必要はありません」と、
「デマに惑わされないで」と、

言っている、言い続ける連中がいる、と考えて、何が、どこが不自然だろうか?

真実を隠し、百回どころか二百回でも三百回でも、国民がクタクタに疲れ切るまで、そして、自分が今いる組織からたんまりと退職金をもらってオサラバするまで、「ただちに健康に影響はありません」と言い続ける気なんだろう、と考えて、何が、どこが不自然だろうか?

ハナからそういう方針だから、“上(影?)”からの指示通り、奴らはブレずにその方針を貫き通しさえすればいい。仕事としては、高給に値する恐ろしく簡単な仕事である(オレたちは、東電の下請け会社に雇われている人たちの話を聞いて学んだばかりだ。危険で難しい仕事こそ薄給だってことを)。

法令限度の3000倍だろうと、4000倍だろうと、それが仮に20万倍になろうと関係ない。痛くもかゆくもない。「海水に拡散しますから大丈夫です」とだけ、言い続ければいい。海を汚してる意識など、持つ必要は一切ない(そんな気配りは、給料に“つかない”)。(4月5日15時追記/4月2日、2号機近くの海水から国の定めた濃度の750万倍のヨウ素131が検出されていた、との情報を、たった今、日本テレビ『ミヤネ屋』で報じている)

そして何十年後かに、どっかの若いジャーナリストが訪ねてきて昔の責任を追及されたら、耄碌して半分ボケた老人を装い、

「非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

と、だけ、言えばいい。

3.28.2011

“誰にも見えない 臭いもない” (ものでオール電化しました)



■我らがランキン・タクシーは、こんな歌をずっと前から歌っていた。
そして彼は、歌いっぱなしではない。昨日午後の、京橋発→東京電力本社経由→日比谷公園の反原発デモにも、《全員反省しろ》と書いた自作の旗を持って参加していた、直接行動のレゲエマンだ。
ほんとに、全員がそれぞれに反省しなくてはならない事態だ。
でも、こういうときに、一番反省しなくてはならないヤツらだけ、反省してなかったりするものだ。


・・・この分だと、そのうち、この曲に輪をかけてキレのいいランキンさんの新曲が聴けそうだ!


ところで、これは今現在、東急電鉄の駅で配られているフリー・ペイパー:東急沿線スタイルマガジン『SALUS』の4月号に掲載されている東京電力の1P広告だ(もちろん、赤の書き込みはオレ)。4月号の配布開始は3月20日で、当然この広告出稿は3.11以前だから、東京電力はこの見事な墓穴広告が世に出るのを止めることはできなかった・・・。


読売新聞が報じているところによると、東電は、"スタイリッシュな"オール電化をバカスカ推進して、「あら、素敵ね」てな人たちに合計で原発2基分の電力を余計に使わせるように仕向けた。結局、「地震と津波のせいでこうなったから、計画停電やむなし。みなさん御協力を!」てな風に人ごとヅラして電気止めてるけど、「安心」だの「安い」だのって文句でオール電化を進めたから電気がこんなに足りなくなったのだ。原発の管理の悪さあり、オール電化の推進ありで全部自作自演のくせに、全部天災のせいにして、それで社長が寝込んでんじゃ世話ないぜ。

広告の上の方に載せてる、その二つの質問を今、もう一回してみろよ。
それから今、「ご高齢の方が安心して暮らしてらっしゃるか?」も。
「スーパーマーケットを何軒もはしごして、子供のためにペットボトルの水を探し回ることが家事の効率化なのか?」を。
それに、この先ツケをこっちに回して「月々の電気代をもっと」値上げするんじゃないだろうな、まさか。

オール電化が〈家族の願いをかなえる、確かなリフォーム〉なら、“オール電化のPR施設”である渋谷・電力館の改装オープンを延期することはないんじゃないの? 何かしら、後ろめたいところ、あるわけ?

とにかく23区内の電気も公平に止めろ。三軒茶屋も暗くしろ。そんで東急沿線のお金持ちに、オール電化の威力を見せてやれ!

3.25.2011

国民の命や健康よりも、原発を存続させることの方がずっと大事だと考える奴らがいる

■経団連会長:米倉弘昌のコメントを、3月21日の東京新聞は以下のように報じたという(ソースは『保坂展人のどこどこ日記』)。http://news.livedoor.com/article/detail/5434344/ 

〈経済界からは早くも原発の危険性を忘れたかのような発言が飛び出した。日本経団連の米倉弘昌会長は記者から「日本の原子力政策は曲がり角か」と問われ「そうは思いません。今回は千年に一度の津波だ。(地震に)あれほど耐えているのは素晴らしい」と強調。見直しの必要について「ないと思う。自信を持つべきだと思う」と述べた。〉

保坂展人のブログでは、そのあとに与謝野経済財政担当大臣による、米倉同様、日本の原発政策を肯定する発言も紹介している。

さらには本日(25日)付け『ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版』の、この作業服官僚の言い草はどうだ。


経済産業省傘下の原子力安全・保安院の西山英彦審議官(54)は23日、インタビューで、過去25年で最悪の原発危機にもかかわらず、原発推進の動きは後退していないと語った。原子力の代わりは「停電」だという
(中略)
西山審議官は、大幅な原子力抑制は大規模な停電を意味すると警告。しかし、「そうは言っても電気のない生活も考えられない」とした上で、「現実的に、いかにこういう非常事態にも対応できるものを作っていくか、ということでいくしかないと思う」との考えを示した。
(中略)
その上で、「保安院と東京電力が癒着していたから今回の事態が起きてしまったということではまったくない」と発言。今の原子力安全委員会と原子力安全・保安院のダブルチェック体制はベストだと思われる形だ、と述べた。(後略)


連中の意見を合わせてみると、すべて悪いのは地震津波を起こした自然の力で、原発は素晴らしく、さらなる耐性は求められるものの今でも十分堅固であり、自信を持つべきで、それがないと電気が止まるぞ、という超ラフで強引なロジックができあがる。

で、“電力マフィア”に飼われている政府も、マスメディアも、その勢力の人形(スポークスマン)として同ロジックを担保する方向にしか、声明も、報道も発しないようにしている(上杉隆とか勝谷誠彦が民放局から干されたり圧力かけられてんのって、だからでしょ?)。
しかるに、原発の事故処理(今こそ大事故の真っ最中なんだが……)に時間がかかっているものの、拡散した放射性物質量は「たいしたことはない」し、被爆した作業員も「たいした被害はない」――ところで危険な現場仕事を下請け業者にやらせる連中が何のために作業服着てるんだ?――し、水も原乳も葉っぱの汚染も「たいしたことはない」けれど、みなさんのためを思って念には念を入れて措置を講じてあげた、という声明の方向性をキープし続ける以外にないのだろう。
つまりあいつらの作戦は、何が起きようと、「原発は安全」という声明を、こっちが嫌になってどうでもよくなるまで何千回でもリピートする、ってことなんだろう。警察の得意な不当逮捕後の取り調べと同じ手法だ。

国民の命とか、健康なんて二の次なんだよな。大事なのは“原発推進電力マフィア”まわりの利権で、その既得権を何としても死守したいだけだ。意味もなく趣味でウソをつき続けるヤツなんて、世界広しといえども、そうそういるもんじゃないだろう。

もちろん連中は、国民の尊厳なんておそらく四の次にも五の次にも考えてはいない。考えてたら、原発の事故がこれだけの国民をつらい目に遭わせ、恐怖を味わわせているのに、
「あれほど耐えているのは素晴らしい」
「自信を持つべき」なんて言えるか?
「原発か? 停電か?」なんていう乱暴な脅しができるか?
これだけの事故を起こしておいて、現在の「ダブルチェック体制がベスト」だと開き直れるか?

でもこの西山って男、この翌日に何て言ったか覚えてる?


笑いも出てこないし、さらにこいつの語彙の中の〈人間〉には、作業着を汚したり、被曝するランクの“平民”は入ってないっつーんだから、ほんと露骨なお偉いさんの年収を知りたいぜ。

日本中に原発問題数あれど、こうしてみると福島原発をまずは確実に廃炉に持っていく運動が、原発バトルの”フロント・ライン”になるはずだ。というように思う人は、バトルの手始めとして、まずはこうした署名運動などに参加してみるのはどうだろう? 東電は、まだ廃炉にする気なんかないんだろ? 多分。

(メイル署名もできます。締め切り:第1次集約 3月末日、第2次集約 4月末日、とのこと)


大規模な停電を意味する、だと? 死の灰かぶって死ぬよりずっとましだ。そもそも、今のうちから東京23区も公平に停電させるべきだ。三軒茶屋も暗くしろ! 経済に、首都機能に与える影響がどうだとか言うけどさ、人間が死んで経済に何の意味がある? 都民が死んで何が首都機能だ。

3.22.2011

「地上波にご出演いただいている専門家以外は、全員インチキの嘘つきですのでご注意下さい」

■どうにも解せないのは、テレヴィ(地上波)に出てくる“専門家”が〈心配ない〉を強調する一方で、地上波テレヴィ放送局からお声のかからない“専門家”には、それと全く違う見解を述べる人が往々にしている、ということだ。
地上波に呼ばれる専門家が一流で、呼ばれない専門家は全く信用ならない三流学者なのかしら。

今さっきもフジテレビでは、なんとかいう“専門家”が、〈大気も、雨も、食品も(洗えば)、土壌も、全く問題なし〉との見解を爽やかな物腰で一流っぽく断言していた。「風評に惑わされないように」なんていう回りくどい表現をとらずに、「地上波にご出演いただいている専門家以外は、全員インチキの嘘つきですのでご注意下さい」って言ってくれると分かりやすいのだが。

(本日03月22日付け朝日新聞朝刊・第2面)

“専門家”間で意見が分かれるものを、門外漢に真実の把握ができるはずないので、信じるべき“一流”が誰か分からず、結局自分で考えるしかない。新聞ですら、あとは読者の判断にまかせます、という態度をハッキリ過ぎるほどハッキリさせている(しかし、この記事の強烈なコントラストを作った編集部は、それによってある明快なメッセージを発しているように読み取れるが・・・)。

で、今一番危惧すべきは、こういう感情が世の中に広がることのように思う。


ある一部の連中は、国民感情がこっちの方に流れていくのを、じっと待っているのではないか? と、オレは想像してしまう。

3.21.2011

3.20.2011

このニューズ、これで全文?


■何を言わんとしてるかは、各自で考えろ、ってことか?
ここまでは確実に伝え、この先は絶対に報じるな、という、黒い圧力がかかっているのかしら。

《ただちに~ではない》構文を少しずつ強調してきているのをはじめとして、この3日来、報道の調子が明らかに少しずつ変わっていることを、みなさん気づいていると思う。

あとになって、「国民のみなさんには、ちゃんと事前に警告を行なっておりました!」と弁明するための布石か???

とにかく、こんな気持ち悪い報道ってあるかい??? 
あんたら、分かりやすさを旨としてるんじゃないのかい???

3.19.2011

これらのポスターを描かされた子供たちは、今どんな気持ちでいるのだろう?



第17回原子力ポスターコンクールの受賞作品を紹介しているこのウェブ・サイト
を見て欲しい。

一番上に《文部科学大臣賞》《経済産業大臣賞》を受賞した作品がある。描いたのは12歳と16歳の(名前からすると)女の子たちだ。他にも6歳から17歳までの子供、生徒たちによる優秀賞、入選作が見られる。

原発を推進する役所は、こんな原発称揚のポスター・コンクールを行い、純真な子供たちに学校を通じて"原発の素晴らしさ"をこんこんと吹き込み、その美点を最も麗しく描けた子供を褒め称える。子供たちを遠隔洗脳するために、ともだち間でポスターの出来を競わせるという嫌らしい方法を取っているのだ。描かせた教諭、教師たちと、子供の親御さんたちは今、何を思っているだろう。

それよりも、ポスターを描いた子供たち、特に今もこのサイトに自分のポスターが名前付きで掲示されている子供たちが、どんな気持ちでいるかを想像するに胸が痛む。

全国各地で大気中の放射線量を測定している「モニタリングポスト」の数値を発表しているのが文部科学省であることは昨今の報道でみんなが知っている。こんなコンクールを主催している役所が、自分で大気中の放射線量を測定して国民に発表してるんだから、その数字が、どういう意味を持ってはいけないか、容易に想像がつく。

そんなときに、子供たちの飲む牛乳から基準値を超えた放射線量が検出され、でも、その牛乳を1年間、普通に飲んでもCTスキャン1回分だよ、とかいう怪しげな言い訳をテレヴィでしているおじさんを、今、子供たちは冷ややかな目で見つめていることだろう。で、茶の間でお母さんにこうツッこんでいるだろう

「でもママさあ、牛乳に入ってる放射線量が合計でCTスキャン1回分で、1年間で食べたほうれん草の合計でCTスキャン0.2回分で、このあと、いろんな野菜から“CTスキャン0.2回分”とか“CTスキャン0.5回分”とかの放射線量が見つかったら、合計ですごいことになっちゃうじゃん」

・・・おじさんたちは、それでも、ただちに健康被害が出るものではないから、全然だいじょうぶだって言うんだよ。放射性物質が混じった空気を吸っても、まだ薄いから大丈夫なんだよって。で、これからしばらくの時間をかけて体に入ってきた物質の全部が合算されたときにどうなるかなんて、絶対に言わないんだよ。
(実際、きみが1年間で食べるほうれん草が全部“汚染”されたほうれん草、ってことはないだろうけど、その一方で、そもそも、きみが1年間にほうれん草をどのくらい食べてるか、あのおじさんが知ってるはずないよね?)

とにかく、あとできみの体調がおかしくなって国に対して怒っても(難しい言葉だけど)“因果関係”っていう言葉を上手に使って逃げることになってるんだよ。

で、みんなにポスターを描かせたお役所の発表する空気中の放射線量の数字、みんなは信用するかい? 

3.18.2011

こんなことで、腹立ててる場合じゃないんだが・・・


NHKニュース

■あれだけ《逃亡容疑者》扱いして、執拗に渡航先のフィリピンまで追っかけて行ったマスコミも、起訴できないくせに世間を無駄に騒がせた検察も、彼女に対してちゃんと謝れよ。オマエらは恥辱を忍ぶだけでは済まず、罪を償わなくちゃならない。

“疑わしきは罰せず”の原則は、温暖なフィリピンで羽をのばしていた人を帰国させ、無理にとっつかまえて、その揚げ句に、ちぇっ、起訴できなかったよ、つって、この放射性物質漂う東京の寒空の下に放せば済む、っていう話じゃないだろ? ご立派な検察官はポケット・マネーをカンパし、民放テレヴィ局の高級ワイドショウは番組製作費からカンパし、彼女をフィリピンまでファースト・クラスで送り届けろ。原状回復だ。その前に、成田で土下座して見送れ、タコども。

ニュースの深層

■司会:葉 千栄(東海大学教授) ゲスト:広瀬 隆(ノンフィクション作家)

門外漢ゆえに、広瀬さんの話がすべて正しいのかどうかなど、オレにはとても判断がつかないが、オレんちの受像機に映る番組よりは遥かに有益な番組の気がする。広瀬は、このところ臨時収入を稼いでる学者たちと違って、頭が痛くなるような専門用語は使っていない。だから、話の内容がすべて理解できる。だから恐い。
でも、この有事に、危機感は、持って持ち過ぎることはない――慌てふためくのではなく、とり得る限りの備えをしたい、という意味で。

ニュースの深層》3/17(木)
「福島原発事故 メディア報道のあり方」



「今、日本人は、本当は、正しいパニックを起こさなきゃいけないんです」




「ただちに健康には影響しない、とか、軽々しいことは言っちゃいけない」
「こんなマスコミはないです。信じられないです」
「NHKなんか犯罪者ですよ、子供たちに対して」




「地震学者が、静岡の地震は東北の地震と無関係なんて言ってるのはウソです」
「浜岡原発は"揺れ"で壊れます。私は首を賭けて言います」
「この一週間テレヴィを観ていて悲しいのは、まともなことをしゃべる人が、ひとりも出てないんです。少なくとも15年ぐらい前までだったら、こんなことはなかったです」

3.17.2011

日本の悲劇

「日本の悲劇」と題された、北海道から発信された斉藤武一さんのメッセージが、あるメイリングリストに回ってきたので公開します。

過日の英国大使館の発表で安心されている方々がいるようですが、ぼくは個人的にあの見解を信じていません。みなさんには、こういう識者の見解もあることをお含みおきいただき、その上で、無視する方は無視して下さい。何も起きなければいいのですが、その判断は、何も起きなかったときにして下さい。
親愛なるみなさまへ、心をこめて。

以下、引用*******

北海道から発信された斉藤武一さんのメッセージを札幌の泉かおりさんが英文にしてくれました。海外への発信をお願いします。下記に再度日本語を貼り付けておきます。

======転送転載歓迎=======

16 March 2011
Japan’s Tragedy ? Tohoku Earthquake and Fukushima Nuclear Plants
Japanese are not informed of the truth

Takeichi Saito
Representative, Iwanai Nuclear Plant Study Group
Hokkaido, Japan

Introduction

The ten nuclear power reactors of the Fukushima Daiichi Nuclear Plant are falling into serious problems after one another.  We Japanese are not informed why such accidents are happening. Neither are we informed of the real tragedy to come.  Even now the power company, the government, experts on nuclear power energy and the media are hiding the truth from the Japanese people, continuing deceiving us.

1.      Weakness of Fukushima Daiichi Nuclear Plant

There are two types of nuclear reactors, the pressure type (PWR) and boiling type (BWR), and the Fukushima Daiichi nuclear reactors are the latter.  There are two weaknesses in the BWR. One is that the control rods, which should function as a break, are inserted from the bottom.  Control rods are in the shape of a bamboo spear, and hang under a pressure vessel.  They are pushed up by water pressure, but this is difficult during an earthquake when the control rods are shaking.  In Fukushima during the recent earthquake, the rods were ‘fortunately’ inserted and the nuclear reactor stopped. The Japanese people were not informed of this fact.  The second weakness of BWR lies in its circulation pump, which circulates the water inside a pressure vessel.  In the BWR structure, the circulation pump is hanging outside the pressure vessel.  For this reason BWR is extremely vulnerable to vibration caused by an earthquake. A circulation pump has the important function of cooling down the nuclear fuel rods.  The reason they failed to cool down the nuclear fuel rods in Fukushima lies in this structural weakness of the circulation pump. We Japanese people were not informed of this fact.

2.      Emergency generator taken away by Tsunami

In a normal situation, nuclear reactors are run by power generated by the nuclear power plant itself.  When a nuclear power plant stops at the time of an earthquake, this internal power runs out first.  When the internal power is exhausted, power is supposed to be supplied through power cables connected to external power sources. However, due to the earthquake this failed.  In the case of a such a failure,  an emergency diesel generator is supposed to be switched on.  But the huge Tsunami had taken away the building where the generator was stored. Tokyo Electric Power Co. hid this important fact simply because the generator did not function.  The battery ran out shortly, halting power, and thus the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant stopped functioning, leading to a total power failure.  A similar serious incident of a power failure had already happened on the 17 June in 2010 in Fukushima Daiichi reactor No.2.  They left it as it was without taking any measures.

3.      Why massive leakage of radioactive substance?

We are not informed of what kinds of fuel are used in nuclear plants.  One of the fuels used is Uranium fuel and today a high 4.8% concentration level of Uranium is used.  It is called high reaction fuel.  When you burn the high reaction fuel, the level of radioactivity of radioactive fallout increases.   Furthermore, spent high reaction fuel produces more decay heat than low bun up fuel.  Fukushima Daiichi No.3 nuclear reactor uses high reaction fuel of Uranium together with Plutonium fuel.  Plutonium burns harder than Uranium and, therefore, the level of radioactivity of radioactive fallout is high, and so is the temperature of decay heat from spent fuel.  Massive radioactive substance was emitted when the reactor containment exploded, and hydrogen was produced because the used fuel contained a high quantity of radioactive fallout.  A high level of 400 mSv was measured around the Fukushima Daiichi reactor No.3, because high reaction Uranium fuel and Plutonium were used.  Japanese people were not informed of this fact.  The devastating risk of the radioactive fallout was hidden.

4.      Spent nuclear fuel exploded

Hydrogen was produced from the spent nuclear fuel stored in a pool at the Fukushima Daiichi reactor No.4, and three of them exploded.  Why it did explode? Another truth was hidden about this explosion.  Nuclear plants produced massive amounts of radioactive fallout.  In Japan storage of such spent nuclear fuel has become a big problem.  Due to the absence of storage facilities, when the earthquake happened, the pools were packed with radioactive fallout.  Thus the amount of decay heat released from spent nuclear fuel was much higher.  Because of the power failure, it was no longer possible to circulate the water in the pool.  As a result,  the water in the pool gradually evaporated, spent nuclear fuel was exposed above water level, and hydrogen was produced from the decay heat and exploded.  In other words radioactive fallout was packed in the pool beyond its storage capacity, and this led to a greater damage.  They hid information of this fact from Japanese people.

5.      The difference between internal and external exposure

Hydrogen explosions happened several times, and radioactive fallout is falling in Fukushima region, which is gradually reaching Tokyo.   But experts on nuclear power, the government and the media are repeating that there is no risk to human health.  In their explanation they continue deceiving the people by stressing that the level of radioactivity released in the air is much lower than the exposure received from  X-rays.  Exposure from outside, such as from x-rays, is called external exposure. What is a greater concern for health is internal exposure, because in internal exposure we inhale radioactive substances and are exposed inside the body.  Both the government and experts are deliberately treating internal and external exposures are the same, deceiving Japanese people by saying that there is no harm to human health.


6.      The risk of internal exposure
External exposure is a momentary exposure.  If the amount of radioactivity is high, the risk of cancer gets higher.  On the other hand in case of internal exposure the radioactive substance is gradually accumulated in the body over a long period of time. In this process immune cells are destroyed and genetic cells are harmed.  Therefore, even a small quantity of radioactivity can affect health.  In case of internal exposure cancer develops 10 or 20 years after exposure.  What is scary with internal exposure is that if we inhale tiny dust which is invisible, the risk of developing cancer grows without us knowing about it.  The government, experts and the media have not informed the people of this risk.

From Japan’s tragedy to the global tragedy

Many people are exposed to radioactive substances without knowing it.  Children are at higher risk.  The genetic damage to children affected by internal exposure will harm their health 10 or 20 years later.  Our tragedy has just started.  It has started but people in Japan have not been informed of these potential risks. Japanese people are not able to save their own people.  Many people in Japan are appealing to the government on the tragedy. But the government does not tell us the truth.  The tragedy of Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant is already developing to a global disaster.  I am appealing to the people in the world.  I sincerely appeal to the world that all the nuclear power plants should be closed down.


Note:
Takeichi Saito was born in 1953 in Iwanai, Hokkaido, Japan. He is the representative of “Iwanai Nuclear Power Plant Study Group”.  He has been measuring the temperature of sea water near the Tomari Nuclear Power Plant in Iwanai every day in order to study the impact of the Tomari Nuclear Power Plant on the sea. On the 28 March 2011, we will celebrate the 33th anniversary of his activity on water measurement. He is a self learnt barefoot scientist who published articles and books on nuclear power plant, its impact on the nature and people’s lives.  He is trained and has worked as a nursery teacher.  Today he runs a small private tutoring school in Iwanai.
(This article was translated into English by the temporality named ‘Citizen’s Support Network Hokkaido’ which was set up on the 16 March 2011 in Sapporo ? a group of people who are concerned over the devastating situation in the areas recently hit by the earthquake in Japan).


日本の悲劇東北巨大地震と福島原発
~本当のことを何も知らされない日本人~

北海道岩内原発研究会代表 斉藤武一 (2011316日)

はじめに
太平洋沿岸に並んでいる10基の福島原発が次々と深刻な状態になっている。どんなことが起きているのか、日本人は何も知らされていない。さらに、これから起きる本当の悲劇のことも何も知らされていない。今もなお、電力会社と政府と原子力工学の専門家とマスコミは、本当のことを国民に隠し、国民をだまし続けている。

1.福島原発の弱点
原発には。加圧型(PWR)と沸騰水型(BWR)があるが、福島原発はBWRタイプである。BWRの弱点は二つある。一つは、ブレーキに当たる制御棒が圧力容器の下から挿入されるという点にある。制御棒は、竹やりのような形で圧力容器の下にぶら下がっている。制御棒は水圧で押し上げるが、ぶら下がっているため地震で揺れた時は、制御棒が入りずらいという弱点がある。今回の地震では、「幸運にも」制御棒が入り、原子炉が停止したということを日本人は知らされていない。

そして、二つ目の弱点は、圧力容器内の水を循環される循環ポンプにある。BWRは、構造上、循環ポンプが圧力容器の外にぶらさがっている形になっている。そのため地震の震動に対して非常に脆い。循環ポンプは、燃料棒を冷却する重要な役目があり、今回、原子炉が停止した後、崩壊熱を出し続ける燃料棒を冷却ができなくなった理由は、循環ポンプの弱点のあることを、国民は知らされていない。

2.非常用発電機が津波で流されていた
原発では、通常は内部電力といい原発自身が作った電気を使って運転されている。地震で原子炉が停止すると、最初に内部電力がなくなる。すると、外部電力といい送電線から電力が供給されることになっている。しかし、地震で外部電力も来なかった。

その時は、非常用ディーゼル発電機が作動することになっているが、大津波で発電機のある施設をすべて押し流していた。しかし、電力会社は、津波で発電機が不能になったという程度で、施設そのものが流されていたという重大な事実を隠していた。やがてバッテリーも切れ、福島原発は電気がなくなり、完全に不能となり、電源喪失に陥る。そして、電源喪失という重大事故は、福島第一原発の2号機で、巨大地震の9か月前の2010年6月17日にも起きていた。その反省もないまま放置していた。

3.なぜ放射性物質が大量に放出されたのか
原発で、どのような燃料を使っているのか何も知らされていない。まず、ウラン燃料であるが、現在は4.8%という濃度が高いものをつかっている。高燃焼度燃料というものである。濃度が高いということは、核分裂によって生まれる死の灰の放射性が高まる。さらに、燃えた後の使用済み燃料は、濃度の低い燃料より多くの崩壊熱を出し続ける。

そして、福島第一原発3号機(Iの3号)では、高い濃度のウラン燃料に加え、プルトニウム燃料も使っている。プルトニウムは、ウランよりも激しく燃えるため、死の灰の放射能レベルは高く、燃やした後の使用済み核燃料の崩壊熱も高い。つまり、冷却することができなくなり、燃料棒が推移面から露出して、水素が発生し、格納容器が爆発したとき、大量の放射性物質が放出されたのは、燃料に大量の死の灰が入っていたからである。福島第一原発の3号機の周辺で400ミリシーベルト(mSv)というとても高いレベルになったのは、濃度の高いウラン燃料とプルトニウムによるものである。このことも、日本人には何も知らされていない。プルトニウムから生まれる死の灰の恐ろしさが隠されている。

4.使用済み核燃料が爆発した
福島第一原発4号機のプールに保管してある使用済み核燃料から水素が発生し爆発した。なぜ爆発したのか、これも本当のことが隠されている。日本では、原発が出るゴミである使用済み核燃料が大量に出てきて、その保管に困り果てている。そのため、プールには、昔に比べてぎっしりと原発のゴミが詰め込まれていた。つまり、使用済み燃料全体から出る崩壊熱は、以前に比べて多くなる。電源喪失により、プールの水を循環できなくなり、冷却できなくなり、プールの水がすこしずつ蒸発し、使用済み核燃料が水面から露出し、崩壊熱により水素が発生し爆発した。つまり、原発のゴミの処理に困り果て、プールに異常に詰め込んだことが被害を大きくしたことになる。このことも何も知らされていない。

5.外部被曝と内部被曝の違い
何度も水素爆発が起き、死の灰が福島地方に降り注ぎ、さらに首都東京にも少しずつ届いている。しかし、原子力の専門家も政府もテレビも、健康に心配ないと繰り返している。その際、レントゲン撮影に比べたら低い値だと強調し、国民をだまし続けている。外から放射線を受けるのを外部被曝というが、レントゲン撮影は外部被曝のことである。健康に心配なのは、外部被曝よりも、放射性物質を吸い込み体の中から被曝する内部被曝のほうである。政府も専門家も、わざと外部被曝と内部被曝を同等に扱い、健康に心配ないと国民をだまし続けている。

6、内部被曝の恐ろしさ
外部被曝は、瞬間の被曝である。放射線の量が多ければ、それに比例して癌になるリスクが高まる。しかし、内部被曝の場合は、体の中にある放射性物質が、じわじわと長期間にわたって放射線を出す。そのため放射線によって周りの細胞は破壊される。具体的には、免疫細胞が破壊され、遺伝子が傷つくことになる。そのため、放射線の量がごくごく微量でも、健康に被害が出る。内部被曝の場合は、10年後、20年後に癌にかかるということになる。内部被曝の恐ろしさは、目に見えないごくごく小さなほこりを吸い込み、被ばくしたとは知らないうちに癌にかかるリスクが高まっていくということにある。政府や専門家やマスコミは、この内部被曝の恐ろしさを、まったく国民に知らせていない。

終わりに  日本の悲劇から世界の悲劇へ
本当のことを何も知らされないまま、多くの日本人が放射性物質に晒されています。このままだと日本の子供たちは危ないです。内部被曝した子供たちの遺伝子は傷つき、傷ついた遺伝子は10年後、20年後、子供たちの体に襲いかかってくるのです。悲劇は始まったばかりなのです。悲劇が始まっているのに、その悲劇を日本人は知らされていません。日本人が日本人を救えないのです。日本人の多くが、政府に悲劇を訴えかけております。しかし、なかなか日本政府は本当のことを言いません。福島原発の悲劇は、すでに全世界の悲劇へと発展しています。全世界の人たちに心より訴えかけます。全世界で原発を一刻も早く停止するようにこころより訴えかけます。

引用ここまで*******

3.16.2011

見落としそうな報道だったが、読み返して唖然とした。

■見落としそうなニューズだったが、よく読んで唖然とした。

政府は、原子力安全・保安院の連中の安全に配慮し、住民には原発から20キロ以上離れればひとまず安全(30キロまでは屋内退避)というような指示を出しながら、安全・保安院の役人は50キロ避難させたんだぜ。

その公僕連中は、原発から20キロの避難区域のすぐ外側の屋内で待機させるべきだろ? 原子力安全・保安院なんだからで、《ここまで離れていれば安全です》ってことを住民に身をもって示すべきだろ? 
なのに、それが示せないんだろう、何らかの理由で。

政府って、公僕って、なんなんだよ。


*******

保安院職員らも福島原発から退避

政府は、原子力安全・保安院の職員らを福島第1原発からおよそ5キロのところにある「オフサイトセンター」で待機させていましたが、15日午前、第1原発からおよそ50キロ離れた郡山市まで退避させました。
これは北澤防衛大臣が明らかにしたもので、政府は、第1原発周辺での作業にあたるため現地からおよそ5キロの「オフサイトセンター」に原子力安全・保安院の職員と自衛隊員らを待機させていましたが、当面、作業の実施が難しい状況となりました。
このため、第1原発から20キロ以内の住民に対し、避難するよう指示を出している中、保安院の職員らの安全にも配慮し、退避させたものです。
また北澤防衛大臣は、福島第1原発の4号機の冷却について「当面、消防と警察が地上から放水する」と述べました。今後、自衛隊が冷却のためにヘリコプターで放水する可能性はあるとしながらも、安全性を考慮する姿勢を示したものです。(15日22:16)

TBS News

*******

参考文献
『保安院という化け物』武田邦彦(中部大学)

補足・「枝野幸男官房長官からコメントするなと指示があった」

■杞憂に終わればいい。終わればいいが・・・少なくとも、政府が情報を隠していることは明らかだ。
問題は、その情報がどこまで深刻なのか? だ。
シミひとつない"高級作業服"を来たウソつき連中の話をオレは信じないね。

「枝野幸男官房長官からコメントするなと指示があった」



3.15.2011

オレは信じねえよ(+追記)

■平時に国民の役に立たない政治屋が、有事の時に役に立つかい? 

みんなパニックになりかけてるけど、冷静になって思い出してみよう。
約束はポーズだけ、朝令暮改は当たり前。耐えられなくなったら辞めちまえば、国民がすぐに忘れてくれる(え? 3人前の総理大臣? 誰だっけ?)全然厳しさのない環境の中、「先生」と呼ばれる甘美な高給ビジネスに自己陶酔してきた連中に、アンタの生命を預けられるかい?

そもそも、原発に関する言説が、「何らかの理由により」「~と、思われる」「~と、理解している」、でいいのかい? そこから先は永遠に「ただいま調査中でございます」だろ? そういうヤツが「安全」だけは即刻断じるんだからさ、それってめちゃくちゃ不安なことじゃん。
「安全」なら、なんで、菅も枝野も涙目なんだよ。

思うに、一番ポジティヴなのは、動物としての自分を“カン”を信じることだろう。政治屋や役人や東京電力のでくの坊の言うことを、それから基本的に権力のイヌであるマスコミの垂れ流す情報を、毅然と、頭から、疑ってかかることだろう。

連中がオオカミ少年ならまだいい。最後は本当のことを言うからだ。
オレは、オレの多少の経験値と、大いなる動物的カンによって、連中がオオカミ少年以下だと思っている。相手が天災ならば、それは仕方がないところはある。だけど、オレはあんな連中には殺されたくない。

日本の政治屋は、“こんなこと”くらいじゃ目を覚まさないよ。
国民が目を覚ますしかないんだよ。


(追記)

「持ち帰って調べる」間に、大気中の放射性物質はその場所で止まっていてくれるのか?

*******

質問に沈黙する東電記者会見…十分な説明できず

「大変なご心配とご迷惑をおかけしている。おわび申し上げます」。
15日午前8時半、東京・内幸町の東京電力本店で始まった記者会見で、吉田薫・広報部長ら4人の担当者は、謝罪の言葉を述べて頭を下げた。
2号機で衝撃音が起き、原子炉格納容器の一部を構成する圧力抑制室の損傷の可能性が確認された後の会見。吉田部長らは「(同原発の)所長の判断で、現在の業務に関係ない職員を一時的に安全な場所へ移動させている」と説明、事態の急激な悪化をうかがわせた。
会見した4人の中には、原子力設備管理部の課長ら技術系の社員もいた。だが、記者から「住民にどういう影響があるのか」「避難範囲は20キロで十分なのか」といった質問が飛んでも、手にした紙に目を落として沈黙したり、「持ち帰って調べさせてください」と答えたりすることが多く、十分な説明ができなかった。
(2011年3月15日14時38分  読売新聞)

*******

内閣や原子力安全・保安院なる機関の役人(こんなときに不謹慎だとしても、オレはこの機関の名前に失笑を禁じ得ない)は、この東京電力が上げてきた報告を、「~と、いうことであります」「~と、聞いております」「~と、いうことであろうかと思われます」つって、TVカメラの前でただただ復唱してきたんだぜ。

こいつらが原発について「分かんない」なら、その管理は“神様”にやってもらう、っつーわけ?

3.08.2011

MC Kadhafi

■いや、取り立てて大したものじゃないんだけど、これ、誰か見つけた?
……そんなヒマじゃねえか。

ただ、アジMCとしてはいい線いってんじゃないかって気がするけどね、声質、声量ともに。リズム感も抜群だし(笑)。

3.05.2011

ADF 東京公演三行速報

■久しぶりに、前後両脇の人の迷惑になるくらいはしゃいだなー!
名古屋・大阪近辺の人、迷ってるなら行ったほうがいいよ。
スゲー、スカッとした。スゲー、シャキッとした。

(これじゃ全然ライヴの中身を報じてないけど、ちゃんとしたライヴ・レヴューは、04月20日売りの『ミュージック・マガジン』に書きます)


3.04.2011

'A History of Now'

《エイジアン・ダブ・ファウンデイション・ジャパン・ツアー2011》

■Tonight !!!  楽しみだ !!!




3.03.2011

The Rough Guide to Reggae(ラフガイド・トゥ・レゲエ)

『ラフガイド・トゥ・レゲエ

スティーヴ・バロウ 著
ピーター・ドルトン 著

家永 直樹 監修
二階 優子 訳
家永 直樹 訳

A5版 616頁
定価9,240円(本体8,800円)
河出書房新社刊

この世でレゲエの名著を1冊手に取るなら、これをおいて他にない、スティーヴ・バロウとピーター・ドルトン著『The Rough Guide to Reggae』の日本語版が数日前に発売になっていた!!!

ようやく発売になった待望の書だが、噂は随分前から聞いていたなと思ったら、なるほど、訳出に8年かかったそうだ。

とにかくこれはレゲエ・ファンならば何度引いても、引き終わらない事典なのだ。ぼくも原書を買い、その改訂版も買い、どちらもボロボロになった。ぼくも早く日本語で読んでみたい。

とにかく東京・新宿の小さな、しかしもの凄く信用のおけるレコード屋さん《Dub Store Records》を運営されている家永氏の偉業に心から敬意を表したいと思う!!! 

もう今からは、レゲエを知りたい人は、ただ黙ってこれを読めばいいのだ。迷うことは何もない。これによってレゲエ・ミュージックが、この国であと30倍も50倍も正当に評価されるようになるだろう(まだ、確実にその余地がある)。そして、そのくらい、レゲエの魅力に取り憑かれる人が増えることを祈ります。