4.29.2011

融解

(ほ~んの一部で)お騒がせしました。


それはそれとして、【4・30 脱原発デモ@渋谷・原宿】に来られる方は、明日の午後1時半、渋谷で会いましょう。


来られない人のために、明日VINCENT RADIOでの実況中継も決まったようです。


あ、あとそれから、昨夜19時より、《DIY HEARTS 東日本大震災義援金募集プロジェクト》で、ランキン・タクシー&ダブアイヌバンド「誰にも見えない、匂いもない 2011」配信開始してます。ここで予測した新曲が、こんなゴージャズな形で出てくるとは思わなかった。
ディジタル・ダンスホール・スタイルだったオリジナル曲が、ワン・ドロップ・リズムのバンド・サウンドでリメイクされてるだけでなく、曲中の固有名詞も今に合わせてアップデイトされてます。是非、危機比べを、誤変換、聴き比べを。

4.27.2011

凍結


■せっかく今日 Twitter のアカウントを作ってオレも〈参加表明〉したのに、ブログの今日のエントリーのリンクを Twitter でシェアしようとしたら、いきなりアカウントが〈凍結〉されてしまった。大勢の人を1度にフォロウするとこうなる場合があると知ったが、オレはたった3人(平野レミと友人2人)をフォロウしただけの時点だったし、とにかくわけがわかんないので、アメリカのサポートにメイルで問い合わせたけど返事は来ず、アカウントは〈凍結〉されたままだ。

わざわざそのためにアカウントを作ったのに、オレの〈参加表明〉は無効になってしまうのか?  Twitter に向かってようやく重い腰を上げたというのにやっぱり相性が悪かったのか? 黒豹も怒ってる。

 Twitter と相性のいい方で、土曜のデモに賛同・参加できる方は、ぜひ、役立たずのオレの代わりに〈公式リツイート〉してください(用語も覚えたっつーのによ)。

4・30 脱原発デモ@渋谷・原宿

今週土曜日のデモ情報。


【日時】
2011年4月30日(土曜日)

午後13:30集合開始
午後14:00出発

【主催】
4.30 脱原発デモ@渋谷・原宿を実行するTwitter有志一同

【集合場所】
代々木公園ケヤキ並木南側

詳細は:

このデモはTwitter上で見ず知らずの有志によって組織されたものであり、発案者による一つのツイートを公式リツイートして頂くという形で、現在960名以上の皆さんの参加表明を得ています。

とのこと。

こういうデモの作り方は日本で初めてではないだろうか? ・・・しかし Twitter をやってないオレは、その Twitter とやらの上で、どういう感じで人々が集まり、まとまっていくのかが想像がつかない。それに〈公式リツイート〉って何なのかも分からず、〈参加表明〉をする仲間に入れない・・・。

これはくやしい、と思い、本日 Twitter アカウントを作ってオレも〈参加表明〉しました(・・・独り言を言う習慣もないし、このあとどうやってうまくつぶやけるのかは心許ないが、今朝から“もごもご”とイメトレは開始した)。

とにかく、社会運動/市民運動に慣れた既存の団体/集団が組織するデモとは違って、今まで一度もデモを作ったことのない人たちが Twitter で合意を作って話を進めていくというこういうデモの作り方は、それ自体をひとつの事件として大事に見つめたいし、参加協力したいと思った。

こんな動きが起きてくるほど、原発人災事故が与えたネガティヴなインパクトは甚大だったわけだが、しかしそれによって市民の間でデモが特別なことでなくなっていき、デモに親しみを抱く人が増え、デモが実は楽しいものであることを知る人が増え(誰がつまらないことを進んでやるか!)、デモ参加者が非参加者の一部にどんな目で見られているかを身をもって体感し、その視線と自分とを相対視することによって世の中の構造が少し見えて、その中での自分の立ち位置を定める/確認する人が増えてきている、ということが、今回の惨事から引き出すことのできるポジティヴな効果であることは間違いない。

語弊など恐れないが、持たざる者にとって選挙の〈投票用紙〉など、ロト6のハズレ券と同じである。結果発表までのちょっとの楽しみを与えてくれる以上の効果を持っていない。自分が投票した人間が当選したからといって、持たざる者に“配当”の朗報がもたらされたためしがあるだろうか? むしろ投票はその真逆の方向に作用し、選挙制度、現在の議会制民主主義制度が持たざる者にも信任されたとして、その一票が連中の都合のいいように解釈されるのがオチである。選挙はすなわちシステムの信任であって、弱者の示威には現実的にはほとんどなり得てこなかった。山がちょっぴり動くことはあっても、時期が経つと、その山は不思議と元の場所に戻っているものだ。

しかし、路上では誰だってデモンストレイションできる。この国ではまだまだ制約はあるし、まわりを目障りな連中に取り囲まれるし、行為が一瞬で実を結ぶものではないが、だからこそ、誰もがゆったり無理なく楽しみながら、確固たる示威行為としての持続性を持っていけるようにみんなでデモを作り、育てていかなくてはならないと思う。

と、考えたときに、今週土曜のデモの成り立ちだけとってみても、これはエポック=メイキングな新事例として、(先日の素人の乱 高円寺デモを筆頭に)ここ最近脱原発を旗印に日本中で起きている一連の市民運動の全体に強いインパクトを与えるのではないだろうか? 既に、その部分で成功と言っていい気がする。あとは当日、みんなで“普通にいいデモ”を現場で作るのみだ。


***連休中の、把握してる範囲での東京のデモ情報***(いつも東京の話ばっかりですみません)

04月30日(土)
4・30 脱原発デモ@渋谷・原宿(↑)

05月01日(日)
辺野古に基地を押しつけるな! 新宿ど真ん中デモ
――軍隊がTOMODACHI? お断りします。――

@新宿駅東口広場(アルタ向かい)
ごご1時30分 事前街頭情宣
ごご3時 デモスタート
05月03日(火)
自由と生存のメーデー2011 
MAYDAY for FREEDOM AND LIVES
──3.11/逃げる・つながる・追いつめる
・集会 15時半開場(フリーター全般労働組合事務所)
「原子力産業と労働者──『フクシマ50』の真実」
  お話:樋口 健二さん…写真家。国家が揉み消す“暗黒労働”としての原発労働者の姿を追い続ける。著作『闇に消される原発被曝者』『原発 1973年~1995年 樋口健二写真集』など。

・サウンドデモ 18時半集合(新宿中央公園)
 twitter @mayday_0503 ハッシュタグ #mayday_0503 

05月05日(木)
世田谷脱原発デモ
14時 梅ヶ丘・羽根木公園スタート→下北沢駅前(ゴール)
★予定。詳細は確定後、後日★

05月07日(土)
素人の乱 原発やめろデモ 2
★場所、時刻等、詳細は確定後、後日★

その他の催し、あるいは日本各地のデモなどの情報は《脱・原発系イベントカレンダー》を参照のこと。

4.24.2011

【ご協力ください】緊急声明と要請:子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求

福島第一原発の今回の事故に限って、緊急時の作業員の年間被曝限度が本来の100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げられた。で、単純な疑問なのだが・・・緊急時なら、人間は2.5倍タフになれるということか? 作業員は、ボスの号令がかかれば放射線に対して2.5倍タフになるように訓練されているのか? 

その被曝限度についての説明を求められたときも、また、野菜や水の例の「基準値を超えても、ただちに健康に影響はない」の日本語の意味を質されたときも、連中は判で押したように「基準値はもともと低く設定されていた」と言う。しかし、税金でメシ食ってる奴らが、国民のためを思って真剣にその最初の数値を決めたんだから、その数値には真剣に考えた末のきちんとした意味があったはずだ(意味のない数値のでっちあげでいいのなら、まさかそれは公僕の仕事ではない)。
ところがいろいろな点で整合性を取るのが苦しくなってくると、連中は都合よく数字をもてあそびながら、それでも「ただちに健康に影響はない」と強弁し、それに対する異論にはすべて〈デマ〉のレッテルを貼るという“オフィシャル”な暴力が横行する

さて、今度は最も深刻な、子供たちの“被曝可能”な数値の問題である。このたび文部科学省は、その数値基準を1時間当たり、〈労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量〉とした。そうでもしないと、福島の子供たちを、何ごともなかったかのように学校に通わせることができない、ということなのだろう。そうして子供に少しでも長く校庭を走り回らせ、その将来の健康に対する懸念よりも、一刻も早い“平時の風景”の回復の方を優先するのだろう。

この文科省の決定に対し、〈福島老朽原発を考える会〉らの団体が不当なものと抗議して基準値の撤回を求め、文部科学省や内閣府原子力安全委員会と交渉した。ところが、出席した文部科学省と原子力安全委員会の担当者は多くの質問に対して回答することができず、数値設定の根拠についても、その決定に至る審議の過程をまともに説明できなかったばかりか、発令に対する最終責任機関がどこなのかすらも曖昧だった。その交渉の様子はこの〈アワープラネット・ティービー〉で観ることができる。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1012

とにかく未来の大人の首に〈福島ネックレス〉を作らないためには、今、“本当に信じていい”、と思えない連中の言説は真剣に疑ってかかることだ。連中はその仕事で給料が入ってくるが、こっちは疑っても1円にもならない。ただ疲れる、そして根気のいる作業だが、しかしここに守るべきものがあって、そこに疑わしい連中がいるのなら、四の五の言っている場合ではないだろう。


子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求するため、美浜の会フクロウの会 グリーンアクションFoE Japanグリーンピース・ジャパン原子力資料情報室の6団体は、下記のような緊急声明および要請を政府に対して行います。

このアクションに連名可能な団体・個人は、要請文の下のフォームからご連絡ください。
一次締め切り:4月25日(月)


*******

それから、もう当日ですが、今日24日、東京の脱原発運動デモ。

チェルノブイリ原発事故から25年
くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会4・24集会&デモ
日時:2011年4月24日(日)14:30~集会、デモ出発15:30
場所:東京・芝公園23号地(地下鉄「御成門駅」5分)


エネルギーシフトパレード
バイバイげんぱつ エネルギーシフトパレードに参加して、今こそ、自然エネルギーの未来へ
2011年4月24日(日曜日)
代々木公園から14:00出発(雨天決行)

ぼくは経済産業省別館の近くや東電本店前を通る上の方のデモに参加します。

4.15.2011

石田昌隆写真展 MUSICIANS IN THE SAME ERA 1986-2004

■石田昌隆さんの写真展、おととい行ってきました。
スゲー楽しかった !!! 


石田さんの著書『オルタナティヴ・ミュージック』(ミュージック・マガジン/↓↓↓)に使った写真の「オリジナル・データをインクジェット・プリンタでA3に出力したものです。銀塩プリントでは再現し得ない豊かなトーンが出せたと思います」ということで期待していたのですが、なるほど、あの例の〈RAW〉な石田ワールドが、さらに一段階、ドロリ、ぬるり、ガツンと迫ってくる、石田ファンの音楽好きにとっての至福の空間がそこにありました。
石田さんの好きな被写体のあり方と、その被写体自体から放たれるオーラのちょっとしたゆらぎ(ゆらいでいない人/写真もあるけど)とが、石田さんの鋭い機動性でつかまえられた一瞬に凝固した、麗しい〈紙ジャーナリズム〉の力を再確認させられます。
壁にプリントがペラリと貼ってあるプレゼンテイションも、何物にも囲まれたり飾られたりしない〈紙というメディア〉のプリミティヴな存在感を際立たせていて、紙好きは、こうでなくちゃね! と、足を踏み入れた瞬間に膝を打つ。

場所は南青山三丁目交差点(ベルコモンズ)から千駄ケ谷にのぼっていく外苑西通り沿いの〈タンバリンギャラリー〉。昼間こんなところを歩くことはめったにないのでぶらぶら散歩しながら行ってみると、西日の差し込むギャラリーの奥のテーブルでは、石田さんとサラーム海上さんが緑茶を飲みながらおはぎを食べている、というレアな場面に遭遇。そこに混ぜてもらい歓談していると、ほどなくオーバーヒートの石井社長がやってきたりして・・・港区と渋谷区のほぼ境目にある真っ白で瀟洒なギャラリーが、この写真とこの面々とでドロリと(失礼)ディープな空間になってるのがおかしかった。

とにかく、まだ行ってない人は、日曜17日の18時までですので、この週末是非。
バーニー・ウォーレル、ジョージ・クリントン&ブーツィー・コリンズの奇跡的スリー・ショットやら、マノ・ネグラやらセルジュ・ゲンズブールやら、びっくりする写真を前にすると間違いなく石田さんに何か訊きたくなりますが、質問にはとても丁寧に答えてくれますので、石田さんのいる時間にあたるといいですね。


4.13.2011

明日14日木曜、19時からの《DOMMUNE》

■もうみなさんいろいろなところで歓喜、驚き、そして中傷の声を聞いたことでしょう、これが10日の東京都杉並区タハリール公園。デモ出発前の写真ですが、実際はこれは参加者のほんの一部(オレのいた場所なんてこれに写ってる範囲のずっと外)。

こんなデモの“パワー”を初めて体感した。結局デモに参加した人数は15,000人だったらしいが、日本の首都でかれこれ10年間、気と足の向いたデモに参加してきたけど・・・それに2008年洞爺湖サミットの際のアンチG8デモ(2008年07月05日、1万人のピース・ウォーク@札幌)にも参加したけど、そのあらゆるデモと比べても、先日の日曜の高円寺デモはケタが違った。その様子はYouTubeなどで探せば数々アップされている。

このデモは、この国の新しい歴史のスタートになるだろうと感じた。そして、『革命はTVじゃ放送されない』理論は、こんな大規模のデモになってもなお、ほぼ、その信憑性を保ったようなので、ならば《ドミューン》でやらなくちゃ、ということになったんでしょう。

ということで、みなさん、明日の夜7時から、現場で、もしくはディスプレイ越しに、お会いしましょう。
DOMMUNE4/14「TALKING about DEMO!!!!!!!

.10素人の乱主宰による「高円寺・原発やめろデモ!!!!!!!!!」に1万5千人!芝公園デモに2500人!東京以外でも札幌、鎌倉、名古屋、富山、広島、熊本、那覇.......未曾有の大震災以降、列島各地でアンチ原発を掲げるデモが行われている!にも拘らず、同日、原発推進派の都知事が4選を果たし、政治的変革は今後も望めそうにない。麻痺状態の権力中枢、そして思考停止状態の日本国民!この閉塞状況を打開する為にデモを遂行することには少なからず意義がある!では、果たしてDEMOは何の為にやるのか?どんな歴史があるのか?それぞれ何を主張しているのか?どんな方法で行っているのか?そして何をもって成功なのか?更には大規模デモに眉をひそめ、反論を唱える者もいる。憤懣やるかたない想いを"祭り"に代えて、カタルシスに酔っているという意見に目を背けることもできない筈だ。そして本日、福島第一原発事故のINESはチェルノブイリと同規模のレベル7に引き上げられ、未だ福島では震度6以上の地震が続き、震災と原発を取り巻く状況は悪化の一途を辿っている!この危機的状況の中、我々は何をアクションすればよいのか?4.14の DOMMUNEでは数々のゲストを迎え、震災と、そして民放では決して取り上げられない「原発とDEMO」について語り合いたいと思います!(DOMMUNE/宇川直宏)

19:00 - 21:00
ele-king TV13 緊急配信!TALKING about DEMO!!!!!!!
出演:鈴木孝弥(アナキスト/音楽評論家)、園良太(アクティビスト/フリーター)、毛利嘉孝(『ストリートの思想』著者)、松本哉(素人の乱)、二木信(ライター)、JUZU aka MOOCHY(ミュージシャン/DJ 司会/野田努、三田格

21:00 - 24:00
  BROADJ 292FIGHT THE POWER DEMO!!!!!!!! DJ JUZU aka MOOCHY x DJ TASAKA                
http://www.dommune.com/reserve/2011/0414/

4.09.2011

高橋芳朗 HAPPY SAD

■明日の日曜日、東京・高円寺で超大規模デモ、〈4.10原発やめろデモ!!!〉が行われる。多くの人に、参加を呼びかけたい!

詳細は前エントリーで:

んー、行ってみたいけど、これまで1度もデモになんか行ったことないし・・・と躊躇している人にぴったりの、かわいいデモ・ガイド、できました。

(無断転載・無断使用・無断再配布を推奨します。)

*******

デモのあと、明日から始まるTBSラジオの新番組に呼んでもらったので、その宣伝。

番組名《高橋芳朗 HAPPY SAD》

音楽ジャーナリストの高橋芳朗くんと、リポーター/モデル/ラジオパーソナリティの川瀬良子さんの出演する 毎週日曜18時30分から1時間半の生放送!の番組の、「グッド・フレンズ」というコーナーの第一回にバッド・フレンドとして呼んでもらいました。そのコーナーは番組の後半の20分らしく、〈ワンテーマで音楽の魅力をトリッキーに語り合う〉というものです。で、デモのあと、ってこともあるし、そのテーマは〈革命〉にしようと思ってます(フフ)。
聴ける方は是非、どうぞよろしくお願いします。

4.07.2011

4.10 原発やめろデモ!!!


今度の日曜日、東京・高円寺で大規模デモ〈4.10 原発やめろデモ!!!〉行われる。多くの人に、参加を呼びかけたい。

原発をなくせ、と言うと、「そんなら、電気使うなよ」と言う人が必ずいる。そういう人は「原発がないと大規模停電は避けられない」と脅す、電力会社、財界、政界、役人巻き込む〈原発マフィア〉が唱える《原発至上主義》のプロパガンダを鵜呑みにしてるんじゃないかしら。・・・おそらく、そのついでに、「原子力発電はエコ!」「自然に優しいオール電化!」てなやつも。

原発がなくたって日本の必要電力はまかなえる、と試算する学者は何人もいるのに、連中は、頭からそんな説に取りあうつもりはない。もし仮にそうした学者たちの試算が完全なものではないとしても、複数の研究者が、揃って事実から救いがたいほど大きくかけ離れた結論をひねり出すとは思えないから、その考え方は、エネルギー学的に少なくとも一考には値するはずだ。しかし、それとは全くの別次元で、〈原発マフィア〉には、兎にも角にも原発を偏愛する理由がある。電気事業法の総括原価主義という考え方により、原発のように高価な施設を造れば造るほど儲かる仕組みになっているのだ。
(よくわかる原子力 - 電力のコスト計算方式)
そんな一部の連中の懐を肥やすために、農家や漁師が泣いたり自殺する理由はない。自分の体温すら計らないのに、大気中や水道水の例の数値を毎日心配して調べなくちゃならない理由はない。

こんな思いを二度としなくていいように、自然エネルギーを最大限まで活用し、平行して社会の隅々まで堅実で現実的なエコロジー運動を進め、それでも足りなければ夜中のTV放送も街のネオンも止めてみればいい。まずは、今の日本のみならず世界中を覆ってしまったこの不穏と不安の元凶を、その〈マフィア〉のためのシステムを、一度全部止めてどうなるか見てみたい。それで、てんでダメなら、また考えればいいじゃないか。
やってみなくちゃ分かんない。でしょ?


そもそも連中にとって、止まって困るのは、電気の流れじゃない。別のものの流れだ。オレらは連中のマリオネットだったんだ、電動の。

***************


14:00 高円寺中央公園(駅南口徒歩1分)に集合
15:00 デモ出発!!!!! 
新高円寺駅、東高円寺駅を通り、一周して高円寺駅北口解散!


▼「4.10原発やめろデモ!!!」出演者リスト(予定)

【ダンス・ブロック】
[DJ]
・AXEMAN (SMALL AXE)
・YAHMAN (Tribal Connection/CHAMPION BASS)
…and more
[MC]
・ランキンタクシー
・RUMI
[Sound System]
・コバヤシステム(S.K.Y./WEEKEND)

【ライヴ・ブロック】
[LIVE]
・The Happening
・パンクロッカー労働組合
・フジロッ久(仮)
・どついたるねん
・pinprick punishment
・PPP
・ジンタらムータ
大熊ワタル(cl/シカラムータ)
こぐれみわぞう(チンドン太鼓/シカラムータ)
河村博司(g/ex:ソウルフラワーユニオン)
JIGEN(b/桃梨、ソウルフラワーユニオン、頭脳警察)
ギデオン・ジュークス(tuba/シカラムータ、渋さ知らズ)
関根真理(per/渋さ知らズ)
多田葉子(sax/こまっちゃクレズマetc.)ほか
…and more
[Sound System]
・みかん

【シルヴァー・ブロック(楽器隊)】
・アングリー・マーチング・コレクティヴ(誰でも参加可能。楽器・鳴り物をご持参ください)


★デモ参加者の皆さんへ
使い終わったてんぷら油を持ってきてください!

今回のデモで使用する車やバンド演奏の発電は、再生可能エネルギー(原発に頼らず、CO2も出さない天ぷら油&太陽光)を使用します。

そして、今後もこの取り組みを促進するため当日は使用済み天ぷら油の回収をします。
目標100リットル!ご協力お願いします!

・漏れない容器に入れて持ってきてください。
・容器は当日設置する缶に油を移し替えて、持ち帰ってもOK。置いていってもOK。
・天ぷらのかすが入っていてもOK!
・業務用やラードはNG!

***************




4.06.2011

レ・ヌビアンズ『Nü Revolution』本日発売!


■8年ぶりのニュー・アルバム、本日4月6日、日本盤先行発売!
新しい、ポエティックな、グルーヴィーな革命歌の数々。
掛け値なしのたいへんな傑作で、もしこれが去年リリースされていたら、個人的に昨年のオール・ジャンル総合年間ベスト・アルバムに選んでいた。もちろん、今年のそれになる可能性も充分にあります。

彼女たちが提唱する〈新しい革命〉とは何か? その考えに賛同し、自分から進んで日本盤の解説原稿を書かせてもらいました。歌詞も対訳もちゃんと付いています(これが正しい日本盤の姿です。解説+歌詞+対訳を収めたブックレットは全20ペイジに及びます)。ダウンロードは安いですが、ディジパックの作りも美しいし、その中にはアルバム全体についての詳細なオリジナル・クレジットがあります。それから、「“インディペンデント”であることは、“独り”であることを意味しない」という姉妹からのメッセージも載っています。是非、Pヴァイン・レコードから出た、この日本盤CDをお買い求め下さい。

フィーチャリング&コラボレイション・・・ジョン・バンザイ、マニュ・ディバンゴ、ブライアン・ジャクソン、フレッシュリー・グラウンド、ブリッツ・ジ・アンバサダー、エリック・ロバーソン、J.ピリオド、キャロル・リディック、テテ etc.

アルバム概要:

オフィシャル・サイト
(アルバム収録曲「Liberté」がフリー・ダウンロードできる)


こちらもアルバム収録曲、ヌビアンズ feat. ジョン・バンザイ
Veuillez Veiller sur Vos rêVe」(夢から目を離さないで。夢を眠らせるな。)


Veuillez Veiller Sur Vos Reves from kantarama gahigiri on Vimeo.


こちらも3.29に出たばっかりの、ジョン・バンザイのアルバム『Loverdose』。フィジカル・リリースはまだ。



アルバムに参加したブリッツ・ジ・アンバサダーの新曲「Dear Africa」の方には、逆にヌビアンズがフィーチャーされていて、それも、ブリッツのジャカルタ・レコーズのサイトからフリー・ダウンロードできる。


4.05.2011

棄権じゃなくて、拒否する方法は?


■しばらく前から疑問に思っていることがある。

普通選挙を保障する日本国憲法の第十五条には、オレに普通選挙が保証されることは書いてあるが、投票することが義務だとは書いていない。つまり〈投票所入場券〉が送られてきても、無視したっていいわけだし、もちろん無視している人は大勢いる。
しかし、問題は、この選挙制度自体に疑義を抱く場合だ。
ただ単に〈棄権〉すると、それは「投票する権利を棄て、自主的にそれを行使しない」ことと解され、選挙制度自体に対する疑義を示す機会を逸する。さらに〈棄権〉することで、例えばファシスト石原慎太郎のように特に気に入らない候補者をみすみす利することになってしまう可能性もあるとしたら腹立たしいが、渡邊、東国原ら対抗馬の大多数が信用できない、もしくは何者か知らない、ことの以前に、選挙によってリーダーや議員を選び、そいつらの“下”に民主主義が成立するという甘言自体を信用しなくなった人間には、選挙に際してその不信の意思表示の権利が与えられていないのか? という素朴な疑問である。憲法は普通選挙を保証するだけで、それが義務だとも言っていない代わり、それを拒否する自由があるともないとも明記していないのだ。
もちろん、選挙を信用しない、という意思を、投票所に出かけていって白紙投票する、あるいはイタズラ書きして箱に突っ込んでくる、という行為で示す方法もある。それも悪くないが、しかしオレにとってその方法が“致命的”に思われるのは、その白紙あるいはイタズラ書き投票で、投票率を上げてしまうことだ。投票率の数字=選挙制度に対する信頼の高さ、もしくは投票という行為自体ヘの信任、として都合よく解釈されるのが不愉快だ。
ならば、オレの権利を返還して、選挙管理委員会に受け取ってもらい、〈有権者数〉と〈投票者数〉の間に〈権利の自主返納者数〉としてカウントしてもらうことはできないのだろうか? 
・・・というようなことを思っていたので、この機会に東京都選挙管理委員会事務局に電話してみた。そして電話に出たFさんという男性に「ぼくはとちヂ選で誰にも入れたくない以前に、もはや選挙自体を信用していないので、そのことの意思表示はしたいのです。なので、棄権することも、白紙投票も本意ではなく、自分にとっての最も適切な意思表示法として、選挙権を返したいのですが・・・今回はとちヂ選なので、今回の分はそちらで受け取っていただけますか?」と丁重に訊いてみたわけである。
答えは残念ながら、「そういう制度がないし、“お客様(オレ註:彼は確かにそう言った)”の気持ちは分かるし、貴重な意見として承っておくけれど、こちらはそれ以上の判断をする立場にないし、今すぐに何らかの方法を指示する立場にもない」とのことだった。選挙を管理する委員会が判断する立場にないということは、オレの意見は〈選挙〉の範疇にない意見として処理されるのである。オレは真剣に選挙を考えれば考えるほどそのシステムが信用できなくなったのだが、その思考が〈選挙〉の範疇にないとは、とっても皮肉なことだ。 
そんな対応なんだから、もし受け取り証明付きの郵便か宅急便かで送り返しても、届け出住所からの転居ゆえの不達、というような扱いで静かに処理されるんだろう、おそらく。
さてさて・・・・きちんと言われた通り期日内に所得税の青色申告も終えたし、税金も納めている、このか弱き従順たる“いち市民”の正当な権利として、選挙権を拒否する方法は本当にないのだろうか? オレは不当な権利を乱暴に要求しているわけではない、どころか、その逆なのだ。ただ単に、やさしく返したいから、おとなしく受け取って欲しいだけなのにい。