4.05.2012

《フェイスブック》が “第三の性” に優しくない、という話

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■この〈"third gender" identities〉という表現が適切なのかどうかは分からない。でも、複数形にはなっているし、そこに該当する人たちが、この表現で気を悪くしないなら、これでいいのだろう。

一部の国で、「男」にも「女」にもフィットしない人のために、第三の性別を〈legal ID cards〉上の記載として認めている。この署名運動は、《フェイスブック》が目下それに対応する意志がないことに対して抗議しよう、というものだ。

なにも目下そんな意志がないのは《フェイスブック》だけではないだろうが、それが世界最大のSNSネットワークである以上、合法的に第三の性別としてのIDを得ている人たちが直面しているこの性別に関する人権問題に世界中の世論の注目を集めるためには、《フェイスブック》を相手にすること以上に効果的な戦略は今のところないだろう。

ぼくは《フェイスブック》も当然“第三の性別”の存在を認めるべきだと思うので署名した。実名できちんとIDの確証を表明できる人のみが参加できることになっているSNS《フェイスブック》の理念として、ならば、ふたつしかない性別のどちらにもアイデンティファイできない人たちの、そのアイデンティファイできないという事実こそ、そうした人たちのIDの根幹を為す要素だからだ。

この問題に注目したい、あるいは自分も署名したい、という方はこちらを: