11.25.2010

マニュ・チャオ通信(#25)Live in Tokyo & インタヴュー

通信(#24)でお伝えした、マヌ・チャオのインタヴューが掲載された『ミュージック・マガジン』12月号、出てます。


この高橋慎一さん撮影の写真は、東京・渋谷は井の頭線渋谷駅そばのパチンコ屋を背景に撮ったもので、マヌ・チャオ本人が、おおパチンコ屋だ、この前で撮ろうと言い、道の真ん中でニコニコしているところです。
インタヴューのために与えられていた時間は25分。で、その時間がきて、日本側の仕切りの人に「もう時間です」と2回言われたんですが、その都度マニュは、「この話は大事だから最後までしようぜ」「これは最後まで話したい」と言って10分近くオーヴァーしました(政治の話をしてたんですが)。それで、その日聞いた内容の9割はこのインタヴュー6ペイジ、6700字に吐き出してあります。フランス語で会話したので、このインタヴューでは実際に彼に呼びかけた通り、というかフランス語話者の常として〈マニュ〉と表記しています。

この記事の次は石田昌隆さんがインタヴューし、もちろん写真も撮られてるスタッフ・ベンダ・ビリリの記事が6ペイジ続きます! 是非お読み下さい。


ところで、この“マガジン”12月号、インタヴュアー本人は、ようやく昨日、時間が取れて読んだんですが、ちょうどその昨日、タイミングよく、10月04日の東京恵比寿リキッドルーム公演の録音が〈manuchao.net〉にアップされました。


強烈。ストリーミングを録音しつつ、ところどころ“中座”しながら1度聴いただけなのでまだ断言できないけど、長時間ゆえにファイルを複数に分けなくちゃいけなかった箇所以外は、ほとんどノー・カットだと思う。演奏よし、音質よし、雰囲気よし。会場じゃ聞こえにくかった単語もばっちりクリアに聴き取れるし、裸の胸にマイクの頭を叩きつけるハートビート・パフォーマンスの音圧も、ボコ!ボコ! 入ってる、言うことない“オフィシャル”・ライヴ録音。
〈普通のメジャー〉・アーティストだったら、これをロハで配信することなんかしないよね、っていう内容ですが、“太っ腹”とかいう形容詞をこの人にあてることすら、もう既にピントがズレてるわけで・・・特に驚くにはあたらないことなのですが、とにかく、これを聴かない手はないでしょう。コソコソと日本公演の海賊音源を探す必要ないです。