7.14.2010

〈2010年のフットボール〉

■最初から書いときますが、事実でなかったらごめんなさい。
asahi.com(朝日新聞社)では、朝日新聞のすべての記事を読めるわけではないんですね? 

今日の同紙朝刊〈耕論〉欄で「2010年のフットボール」というタイトルで蓮實重彦と姜尚中がサッカー・ワールド・カップを愛国心、ナショナリズムをからめて総括していたのが実に面白かったのでここでリンクを紹介しようと思ったら、asahi.com にその記事が掲載されてないみたいなのよ。

同サイトのトップ・ペイジから〈2010年のフットボール〉(『朝日』らしく大江のモジり?だとしたら芸がなさすぎ……)で検索してもノー=ヒット。そもそも〈耕論〉というワード自体でも【検索結果がありません。】となるので、この欄自体が、お金を払って購読する人のためのエクスクルーシヴな記事ってことなんだろう。

何年も前から、なんだか『朝日新聞』も面白くなくなってきたなあと思いつつ、しかし朝刊を触らない朝というものがいまだに想像できないオレは、なかば“だらだら”と朝日をとり続けてきて、今となってはほとんど、日曜の書評欄、同じく安野モヨコれんさい漫画「オチビサン」と、夕刊なら川上未映子コラム「おめかしの引力」だけの理由で『東京新聞』への乗り換えを躊躇しているような状況なのだが、今朝のその2人のサッカー論には、(おこがましいけど、ほんと)我が意を得たりという気持ちでありました。こういう記事が載ってるとトイレも快調なんだよ。

今朝の朝刊にはもうひとつ、「嫌われる“社会主義” ~米政権批判のフレーズ」っていう由々しき記事もあったんだけど、それもweb上じゃ読めないみたい。価値のある記事はタダ読みできない、ってことなんだな、資本主義経済下では。

オレには asahi.com を訪ねる動機がないのでいままで知らなかったが、そういう(冒頭に書いた)ことがほんとだとしたら、オレにも多少良心の呵責ってものがあるんで、まさか記事の出たその日にスキャンなどできませんな。