2.03.2011

バレンタインデーにこそ、できること!


■「バレンタインデーにこそ、できること!」というタイトルの、アムネスティ・インターナショナル日本ニュース(本日付け)。

*******

もうすぐバレンタインデー。おいしいチョコレートの多くは、児童労働によって作られていることをご存知ですか? 今週のフォーカスでは、チョコレートの生産現場の現状とともに、児童労働に頼らないフェアトレードのチョコレートをご紹介しています。愛する人に贈るなら、児童労働撲滅に貢献するチョコレートを贈りましょう!

………………………………………………………………………………
バレンタインデーにこそ、できること!
………………………………………………………………………………

チョコレートが巷をにぎわすこの季節。バレンタインデーがお好きな方も嫌いな方も、この機会をうまく利用して、人権を守るための取り組みを、身近な人に伝えませんか?

カカオ農園に売られる子どもたち
チョコレート価格の内、カカオ豆農園主に渡るのはおよそ0.5%、つまり200円のチョコレートであればわずか1円です。そこから労働者に支払われる賃金はさらに少なくなります。この市場価格の安さが、児童労働や子どもの人身売買につながっていきます。

全世界のカカオ豆の4割を生産するコートジボワールでは、カカオ豆は重要な外貨獲得源となっていますが、価格競争が激しいため、生産者は利益を上げるために安い労働力を必要とし、子ども奴隷を使っています。奴隷仲買人は、1人あたり1530ドルで村の子どもたちを買い集め、カカオ豆の農場に送ります。子どもたちはタダ同然の低賃金か賃金なしで重労働をさせられます。カカオ豆の生産のために、25万人を超える西アフリカの子どもたちが働いているといわれています。

フェアトレードのチョコレートを贈ろう
アムネスティ日本では、今年も「バレンタインデー・アクション2011」を行っています。カカオ農園の児童労働をなくすようコートジボワールの新大統領に要請するアピールハガキをウェブサイトからダウンロードして送ることができます。

また、児童労働を使用せず公正な価格でカカオ豆を買い取って生産しているフェアトレードのチョコレートに、世界人権宣言の小冊子「人権パスポート」と上記のアピールハガキをつけたセットも販売しています。オンラインストアからのご注文で、ご指定のところへ直接お届けすることもできます。

あなたの一歩から
日常の生活をいつもフェアトレードの物だけで成り立たせるのは難しいですが、すべての変化は小さな一歩からはじまります。世界中でカカオ農園の児童労働がなくなるまで、バレンタインデーは児童労働を考える日にしませんか? アムネスティのバレンタインアクションを、TwitterFacebookなどでも、ぜひ広めてください。

>バレンタインデー・アクション2011

>フェアトレード・チョコレート4枚セット

>フェアトレード・チョコレートおまかせ2枚セット


――引用ここまで――

コート・ディヴォワールのカカオ・プランテイションの児童労働に関してはここが詳しい。

《フェアトレード情報室》

ちなみに、経済大国の誇る有力新聞は、例によってこんなニューズを伝えるのみだ。ケーザイ、ケーザイ!