6.04.2009

死刑(2)

■先日エントリー《死刑》で触れた足利事件の菅家さんが、つい先ほど釈放されたようだ。彼は誘拐殺人犯として起訴され、裁判で無期懲役が確定、今日まで17年半もの長きに渡り、冤罪の被害者として自由を奪われていた。我々は、これで警察と検察がどういうコメントを出すのか、注目する必要がある(連中を税金で食わせているのだ)。それから、もしも菅家さんに下った判決が無期懲役ではなく死刑で、そして既に刑が執行されていたとしたら・・・という可能性についても、少しの想像力を働かせてみるべきではないだろうか。裁判員として招集される前に・・・。


以下、Yahoo!ニュース/YOMIURI ONLINE 6月4日17時6分配信ニュースの全文。



釈放の菅家さんが会見「警察と検察、絶対に許せない」

6月4日17時6分配信 読売新聞


 栃木県足利市で1990年、当時4歳の女児が誘拐・殺害された「足利事件」で無期懲役が確定し服役中だった菅家(すがや)利和受刑者(62)が4日、千葉刑務所から釈放され、同日夕、千葉市内で弁護団と共に記者会見を開いた。


 菅家さんは、「当時、急に犯人にされました。自分としては全く身に覚えがありません。無実で、犯人ではありません。これだけははっきりと言います」と語り、改めて無実を主張した。


 また、警察、検察に対しても、「間違ったでは済まない。この17年間ずっと思っていた。当時の刑事、検察官には謝ってもらう。絶対に許すことはできない。自分の人生を返してもらいたい。父も母もつらかったと思う」と怒りをあらわにした。