12.24.2009

Merry Crucial Jazz Time !!!

■これまでになかったジャズの本2冊、出揃いました。年末年始のスウィンギンな休暇のお供にいかがでしょうか? 
(以下の写真、クリックででっかくなります)










『ジャズ・ミュージシャン3つの願い』の方は、Amazon.co.jp では今(12/24夕方)現在、〈通常1~3週間以内に発送します。〉というステイタスになってますが、単にアマゾンの初回ストック分が売り切れたに過ぎません。



その状況を受けて、既に中古マーケットに6,000円超の価格で売りに出している商売人がいますが、日本中のジャズ・ファン全員に買っていただかないとこちら側が困るだけの部数を準備よく作っていますので(笑)、皆様には確実にプロパー価格でお買い求めいただけますし、アマゾンにもすぐに在庫補充されます。また、2冊とも、他の全国大型書店/大型CDショップでもお手にとって見ていただけるはずです。また、この下↓の封筒のアイコンをクリックすると、これらの本の情報をお知り合いの方にも簡単に転送していただけます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

12.22.2009

気持ち悪い音楽を耳にしないための気持ちのいい運動の勝利!

ここで伝えた《Rage Against the X Factor for Xmas no.1》の結果が出た。見事にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Killing in the Name(その御名のもとの殺戮)」がクリスマス・ウィークのUKチャートの1位を獲得。胸のすくようなニュースだ。

運動発起人のFacebook のページでもおおよろこび。

さらに、この運動に参加してRATMの曲を購入した人たちにホームレス支援のチャリティーも呼びかけ、多額の寄附金を集めることにも成功した。要はクリスマスに気持ちの悪い権力が生み出した音楽をなるべく話題に(耳に)しないための運動をしながら、それが単なる“マス・メディア・パワー嫌いのエゴ集団”の叛乱としてではなく、社会的弱者を救済する運動と同調するものの考え方であることを示したことで、この運動はますます意味のあるものになったと思う。だいたい、金のある連中がその権力で“急造ヒット曲”と“話題”を作り上げ、それが共犯マス・メディアのパワーによって、一気に国中それ一色にしちまうなんてのは、“純真”なティーネイジャーを洗脳する、音楽の毛皮をかぶったファッショだよ。

で、この〈勝利〉の報道を日本語のメディアで探したら、すぐにMTV JAPAN のニュースが見つかったんだけど・・・

(ことの経過を報じたペイジ)
(運動の〈勝利〉を報じたペイジ)

このMTVの報道じゃ“今週のNo.1ソング”になった「Killing in the Name」の歌詞の内容とか、この曲が“課題曲”に選ばれたことの意味をな~んにも報じてないのね。話の肝がすっかり抜けてる、中身が全部カラのマトリョーシカみたいな報道だけど、ま、MTVもユダヤ・マネーによるイスラエル支援企業だからね、この曲の内容や曲のできた背景なんかについて詳しく触れるのは、自分の首を自分で締めるようなもんだわな、そりゃ。むしろレイジがこの曲に込めた怒りの矛先の一部に自分が入ってたりするわけだからね。こういうハンパな子供だましの報道をしなくちゃならないMTVさんもつらいわな。オレはMTVなんか見ないから分かんないけど、つうことは、もしかしてパレスチナ問題を知らない日本の“純真”なノンポリ・ガキんちょ向きの番組なんかを作ってらっしゃるのかしら。

12.18.2009

はい、チーズ! と言わずに撮ったきれいな写真

■せっかく本の発売日だっていうからブログを見てみたら、エッチな写真だった。本の表紙も載せないで何やってるの? という電話がきたので本日発売の『ジャズ・ミュージシャン3つの願い』(Pヴァイン・ブックス)の表紙はそのうち載せます。だけど、出版社のサイト
を見てもらった方が早いんだよな。ここでは一部の内容も、全登場ミュージシャンの名前もわかります。

それはそれとして、今日もきれいな写真を見つけた。パリに雪が降ったので、新聞『ル・モンド』のサイトが読者に雪景色の写真を募集して、それがスライド・ショウ的に見られるようになっている(リンクは2段落下↓)。



個人的に、多分世界で一番好きな街はパリですが、だからといって盲目的にパリなら何でもかんでも好き、ってわけじゃない。この前前エントリーでも書いたけど、セクセンドラゲンロケンロー!なパリが好きだ。が、この写真を見ると、純粋に、絵的に、詩的に、綺麗である。雪が降ったくらいでみんなが嬉々として写真を撮りたくなるような街に住んでる人って幸せよねー。街の美しさって、都市計画、つまり政治の結果である。そう考えると、自治体の長が自ら〈ゲロ〉と称する街ってなんなのよ。まず下品だし、無責任だろ。

みなさんの多くは、雪景色なる風情を望むべくもなく、不況風に新型ウィルスが舞っているだけの気ぜわしい師走の日々を送っていらっしゃることと存じますが、イシハラ・ゲロ・シティーにお住まいのみなさまも、それ以外の多少上品な嘔吐物市、もしくは吐瀉物町などにお住まいのみなさまも、下記リンクより、しばし目の保養、心のゲロ抜きなぞ、されてみてはいかがでしょうか?

フランス各地編もあります。あんまり面白くない写真もあるけど。

で、『ジャズ・ミュージシャン3つの願い』の写真も相当アガりますよ。よろしくどうぞ。

12.16.2009

Say cheese!

■年末年始、みなさん家族親戚や友人と一緒に写真を撮る機会が増えるんでしょうが、だけど写真を撮る人が「はい、チーズ!」と言った直後にシャッターを押すのはつくづく変だよね。あれじゃ撮る合図じゃん。被写体の口角を上げるための指示である「チーズ、って言って!」が、いつどこで「はい、チーズ!」になったのか実に不思議だが、こうなるともう、歴とした文化ではある。



じゃあ、写真を撮られる女の子が最初からこんな目で齧ってたらどうする? つうのはくだらない冗談だが、このカレンダーのタイトルもつまらないジョークで、〈from'(fromage)girls〉つまりフロマージュ(=チーズ)・ガールズが贈る2010年カレンダーってわけで、中身も冗談のような写真が並んでいる。ただしその目的はいたって真剣だ。



これはフランス各地特産チーズ生産者協会が商品として作り始めて今度で5年目となるカレンダー。協会のホームページを見て笑うのは、作ってる協会自体がこれを〈無礼でセクシーなカレンダー〉として売っていることで、曰く〈12人の若い女性が、それぞれの特産チーズを予想外のシチュエイションでおもちゃにしています〉。



で、チーズの古くさいイメージを変え、チーズのより〈グラマーな、フェミナンな、そしてポエティックでセンシブルな〉魅力を見直そう、もっと若い世代にも注目してもらおうっていう目的なんだと書いてある。各月の女性の名前のファミリー・ネイムが地名(=チーズの名前)になってて、その右側には各チーズの紹介文もある。そして同協会の会長ヴェロニク・リシェ=ルルージュさん(女性)は、「このカレンダーは、大資本の企業グループがチーズの市場を独占することに対する抵抗運動なのです」と語る。真の目的はそれなのだ。

かの『美味礼賛』を著した食通の政治家ジャン・アンテルム・ブリヤ=サヴァランは、〈チーズのない食事は片目のない美女〉だと言い、第五共和制の初代大統領シャルル・ドゥ・ゴールは、〈チーズが300種類以上ある国をどうやって統治しろっていうんだね!〉とジャーナリストにキレたりしたが、もう、明らかにそんなフランスじゃないんだな。チーズは苦手、っていう若いフランス人に何人も会ったことあるし、彼らはワインもどんどん飲まなくなってるっていうし、そりゃあ作って売って食文化を守っていく立場の人にとっては大変な問題だろう。

そう考えると、日本酒も焼酎も愛しつつ、フランスのワインもチーズもガンガンに賞味する日本人は頼もしいですね(より真剣に楽しんでるのは女性だよね。本国じゃオヤジの酒として人気のなかったマッコルリだって、韓国旅行に行ったなでしこジャパン――選手じゃなくて一般の――がうまそうにグビグビ飲んでるのを見て、韓国の若者も最近飲むようになったって、どっかで聞いた)。



とにかくこのフランスのチーズ協会のカレンダー、表現法についていえば、女性の性的な魅力を利用しているという人権問題上の“そしり”を受けることは多少は織り込み済みだとは思うけど、5年も続いてるくらいだし、実際問題として、あの国ではこういうのってたいした問題にはならない。男だって、財政難で困ったスポーツ・チームのイケメン選手が脱いでカレンダー作ったり、完全に素っ裸でストリーキングした映像を公開して、こんなことするくらい大変なんですよ、ってことで寄附を募ったりしてるからね。まあ、困ったら脱ぐ、自然美は自然な美なんだから、あるものは使えばいい、っていう文化があることは間違いない。結局、そこにどういうセンスを付加し得るかが肝になる。



で、オレはこのカレンダー、チーズ協会の直面している深刻な問題と、写真のかわいらしくてばかばかしいところのギャップが好ましいので好きだ。買いはしないけども。これに何か問題があるとすれば、このカレンダーをダイニングに飾りながら、子供に「食べ物で遊んじゃだめでしょ!」とは叱れないことぐらいだろう。それから、ロクサーヌ・カンタルちゃんは、カンタル・チーズ切ってて指まで切っちゃったんだろうか。

このフレンチ・チーズ・ガールズと1年間過ごしてみたい方は;
(英語で注文できる)

その前に、ここで各月、全部見られます。

12.11.2009

温暖化を超えてかなりホットな COP15 エコ/エロ・バトル

■デンマーク/コペンハーゲンで18日まで開催中の、気候変動枠組み条約・第15回締約国会議(COP15)については連日報道されているが、それに関連して、日本の“A級”マスコミは多分報じないコペンハーゲンの売春問題に関する“攻防”が結構ホットな問題になっている。

デンマークでは(スウェーデン、オランダ、ドイツなどの近隣国でもそうだが)売春婦の労働組合が、性の肉体労働者たちの人権、健康安全や収入に関する不利益が起きないように国や自治体に働きかけている。つまり売春は違法ではないから、売買の当事者双方ともに罰せられない。

しかし、この国際会議期間中に多くの国の首脳級が集まることに付随する、治安やら街の風評やらの問題、またその商取引の増加自体を望まないコペンハーゲン市議会の一部の勢力が、今年8月にある施策を打ち出していた。それは、12月の COP15 会議ヘの出席者に対し、開催期間の2週間の間、売春婦と売買契約を結ばないことを同意してもらおうというものだった。




しかしデンマーク政府は、この“気候サミット会議”への出席者が娼館へ行ったり街娼と接触したりすることに対して介入する意志がないことを11月初旬に言明していた。




このウェブ・ニューズ『The COP15 Post』によると、同じくコペンハーゲンで行われた今年5月のプレ・サミットの開催期間も、10月の(2016年夏季オリンピックの開催地を決めるための、例の東京がまんまと負けた)IOC総会の開催期間も、街の売春婦は“グッド・ビジネス”ができたというから、12月の2週間という長丁場の国際会議の期間も格好の書き入れどきとして期待していたわけだ。きっと客筋もいいんだろうしね。

で、結局、コペンハーゲン市議会も国際会議出席者の“倫理意識”に直接働きかけることは断念したようで、その妥協案として市内のホテル経営者宛に〈宿泊客に売春婦のアレンジをしないよう〉書面で通達し、かつ各ホテルに〈性を買わないで。責任ある行動を〉といった主旨のポスト・カードを置いて、COP15参加者に間接的にアピールする策をとった。そうすると、市に仕事を妨害される売春婦たちとその組合は当然怒るわけで、彼女たちは行政への反撃としてなかなか画期的な策をとった。組合のウェブ・サイトから申し込み、ホテルに置いてあるその〈買うな〉カードを持参したCOP15会議の出席者には、一部サーヴィスを無料提供するというのだ。
昼は地球環境を考え、夜は売春婦の闘争を擁護するタフで意欲的なCOP15会議出席者は、さて、どれだけいるのだろうか。

コペンハーゲンは楽しい想い出がたくさんある好きな街だ。10年以上前に行ったきりだけど、しかしそのときも市の行政には〈くさいものに蓋〉的体質が明らかにあるなと思った。中央駅から見た観光地側(かの有名なチボリ公園や、繁華街ストロイエのある側)の美しく活気に溢れる街の姿と、金のある観光客は誰も行かないだろう駅の裏側エリアとの差が相当凄かったのだ。街に着いて中央駅のインフォメイションで1泊に払える金額を伝え、ホテルを紹介してもらおうとしたら、係員が「その金額じゃこっち側しかないよ」と言う。全然オッケーよ、と言うと確か2度ほど念を押され、セックス&ドラッグ&ロケンロールな街はパリで馴れているものの・・・実際、紹介されたホテルのあった“駅裏”の寂れて不穏なムードの地域は、人通りはまばらでジャンキー率のかなり高いところだった。日本の優良ガイド・ブックにだけ載っていない世界的に有名なコペンハーゲンの観光地:自治区域のクリスチャニアでは大麻草は普通に買えて、健全な草吸系男子と草吸系女子がみんな朗らかで感じがいいが、“駅裏”はその真逆。希望のない顔で肉注系男子と女子がヨロヨロしてる。普通に注射器が落ちてるし、昼の2時の路上で、目の下にクマを作ったガリガリに痩せた女の子(映画に出てくる、絵に描いたようなジャンキー)が、オレの目の前で地面に崩れ落ちるように倒れた。そんなところだ。
・・・とはいえ、ビッグ・マック・セットが1000円以上する物価の街で、そのホテルは安く従業員はファンキーだったし、その地区には1食600~700円で腹いっぱいになる移民系食堂があって、うまい中華やインド料理をたくさん食えたので結果的には楽しかったが、しかし、外向きには手厚い社会保障で国民の幸福度の高さがアピールされている国の首都の、その中央駅のすぐ裏側の風景にはいろいろと考えさせられた。今の売春婦問題の記事を読みながら、そのことを思い出したのだ。世の中には〈“絶対に”なくならない問題〉がある。その点を直視しない政治はみな決定的に不正だ。何故なら、人間というものが分かっていないからだ。そんなやつらが人間のための政治などできるはずなかろう。

12.10.2009

ギル・スコット=ヘロン通信



■ここしばらく2冊の本の最終作業と校正で他のことが一切考えられなかったので、この続報もちょっと遅くなってしまったが、Better late than never  と言うしね。って感じで、スコット=ヘロンを聴くと、何でもいいから英語を使いたくなってしまうな。音楽家の中で誰よりも好きなボブ・ディランをどれだけ聴いても、自分で英語を使いたいという気分にはならないのだが、GSH を聴くといつも、何でもいいから書きつけたり、トイレでつぶやいてみたくなる。強烈にミーハーだ。

GSH の待望の新作『I'm New Here』のティーザー広告サイトから、「Where Did the Night Go」が無料でダウンロードできるようになっている。リーディング・スタイルの1分14秒のナンバーだが、GSH のよさが、再び、しみじみと味わえる。で、次にトイレに行ったときに、きっと、頭に残ってる一節をつぶやいてみたりするのだ。夜になったら、ウイスキーを飲みながらこの詩を書き出してみよう。やっぱり今、実にミーハーな中学生の気分だ。http://imnewhere.net/


12.09.2009

気持ち悪い音楽を耳にしないための気持ちのいい運動

■今、イギリスの“地下”で盛り上がってる、面白い話題。
あの国で大人気の、新しいアイドル歌手を作るためのオーディションTV番組に《The X Factor》というのがある。毎年多くの候補者が参加し、歌ったり、踊ったり、審査員が候補者の自宅を訪ねてプライヴェイトな生活を覗いたり、いろんな角度から審査されていくうちに候補者がだんだん絞られていき、もうすぐ今年の優勝者が決まる。

で、この優勝者は受賞のご褒美として即1曲レコーディングでき、それがリリースされる(曲は毎年カヴァーと決まっていて、今年の曲はオレは初めて名前を知ったマイリー・サイラスという、いかにも、な感じのアメリカのティーネイジ・アイドル・スターの曲らしい)。そして番組の膨大な数のファンがそのシングルを買い、この人気番組に協賛しているイギリスのあらゆるメディアがその曲を流しまくることで、その曲をクリスマスの週のヒット・チャートの1位にして盛り上がるという趣向らしい。

当然ながら、一定期間そんな曲を一方的に聴かされることを嫌う音楽ファンたち・・・もっと正確に言うと(まだ誰がなんという曲を歌うのかは分かっていないので)曲や歌い手が嫌いというよりも、そういう巨大メディアが結託し、そのパワーの象徴として昨日までシロウトだったやつをダシにして“ヒット曲が製造される”ことの気持ち悪さを嫌う人たちがいて、その代表としてトレイシーとジョンという2人が立ち上がった。

で、何をしたのかというと、その《The X Factor》計画を失敗させようと、ソーシャル・ ネットワーキング・サービス Facebook 上にページを立ち上げ、クリスマスの週のヒット・チャートの集計が始まる13日以降に、ある同じ曲をみんなが購入することを呼びかけ、それで《The X Factor》の番組の曲が1位になるのを阻止しようというのだ。
http://www.facebook.com/group.php?gid=2228594104

その曲がいい。アメリカのアナーキーな反権力グループの代表格レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Killing in the Name」なのだ。

〈その名のもとの殺戮(Killing in the name of)/奴らの言う通りにするんだ/奴らの言う通りに振る舞うんだ/クソったれ、オレはそんな話にゃ乗らないぜ!(Fuck you, I won't do what you tell me!)〉という歌詞のその曲を、クリスマスの週のNo.1ヒットにしようっていうわけだ。



“killing”には、“大もうけ、大当たり”の意味があるので、“対抗曲”としてのこの曲名には、“番組の名のもとに、No.1ヒットを作ってみやがれ!”というニュアンスが生まれる。うまい。さらにこの選曲が興味を惹くのは、この1992年のナンバーの「その〈御名〉のもとの殺戮」っていうタイトルは、“God Bless America”を免罪符に湾岸戦争に踏み込んだパパ・ブッシュのアメリカを中心とした当時の多国籍軍の行動を非難したもので、当然ながらこの曲がクリスマスにNo.1になったら敬虔なクリスチャンは衝撃を受けるだろう、ってことだ。それでなくても、これまでにもイギリスで何度もこの歌詞が物議を醸してきたのだ。

このアンチ《The X Factor》運動には既に40万人を超える賛同者が集まっている。で、その Facebook  のページでは、「この曲を既に持ってる人も買ってくれ。でもまだ買うなよ、いいか、13日からだからな。13日前に買ってもその前の週のチャートにカウントされちまうぞ」と念を押している。

この〈黒幕機構に対する激怒〉というグループの〈その名のもとの殺戮〉という曲をみんなで買おうという運動は、《Rage Against the X Factor for Xmas no.1》と命名された。賛同者の中にはセックス・ピストルズ/PILのジョン・ライドンの名前もある。

オレもレイジ・ファンなんで当然この曲は持ってるが、買って応援したい。でも、こういうダウンロード購入って外国からはできないんだよな。

ちなみにこの曲名は特に若い活動家たちによって、反戦運動の中で多用されるようになった。こんな風に。