9.01.2010

マニュ・チャオ通信(#19)Manu Chao 来日 !?

■巷では twitter 中心にマヌ・チャオ来日の噂が飛び交ってますね。
東名阪の〈小箱〉が予定されているようですが、招聘元の会社が企画するフェスにも出るのかもしれないね。

〈MANU CHAO LA VENTURA 来日決定!〉なんて見出しで報じているサイトもあって、これだと〈LA VENTURA〉がこれまでの〈RADIO BEMBA SOUND SYSTEM〉に取って代わった別バンドのように思えるけど、これは〈MANU CHAO - LA VENTURA TOUR 2010 来日決定!〉って意味だろう。

ぼくが2008年にパリで観たショウは、いわゆるラジオ・ベンバでのフル・ステイジ3時間+フランス・ツアーだけの特典(終演後に再度登場して『Sibérie m'était contéee』のフランス語の歌だけを続けて何十分か歌いまくる)までついていた特大版だったが(それを2日観たんだけど、なんと1日目の前座はケニー・アルカナで、またそれが強烈によかった !!!)、通常は、その本編部分、〈ラジオ・ベンバでのフル・ステージ3時間〉というのがマヌ・チャオのライヴの基本形だ。去年リリースされた『La Radiolina』では、そのうちのおよそ2時間半が収録されていたから、あれが、近年のステイジの様子をほぼ丸ごと記録したものだったわけだ。

で、その〈Tombola Tour〉も終了(?)し、今年5月には〈Manu Chao La Ventura〉と称するツアーをブラジルで敢行している。その名を冠しているんだから、おそらく今回はこのツアーの一環として日本に来るんだろう。


〈ラジオ・ベンバ〉の名前がないから、どんな音の構成かが気になるところだが、ブラジル・ツアーの様子は全く目にも耳にもしていないので推測の域を出ない。ただ、報道に当たってみると、ブラジルではシンプルでアクースティック・サウンド中心のショウだったらしい。メンバーはラジオ・ベンバのギタリスト:マジッドと、ドラムのダヴィッドかベースのガンビートかは一緒みたいだけど、どうやらそんな2人プラス、ゲストがいるかいないか・・・? といった感じの小編成らしい。

それでブラジルでは〈バー・ミュージック〉を演ったらしいんだけど、ラ・マノ・ネグラやラジオ・ベンバでのレパートリーも、ハードなアレンジで演るかと思えば〈バー・ミュージック〉、ミュゼット、マリアッチなスタイルにも巧みに変形させるのが彼らの得意技。このまえの〈Tombola Tour~『La Radiolina』〉のショウの大半がハードな音の連続だったから、今度はアーシーで場末感漂う音数の少ないショウなのかもしれないですね。それはそれで楽しいだろう! 
目にした数少ない報道の感触では、少なくともブラジルの〈La Ventura〉ツアーでのショウは、大規模なアリーナ向きの演奏ではなく、まさに〈小箱〉向きの内容だったようだが・・・まあ、それと全く同じことを日本でやるのかどうかは分かんないけどね。