6.05.2011

これでもまだ、この国、信じる?

■いや、もうとっくに信じちゃいないけど、だから、どうすりゃいいんだよ、ってところか……。

*《参議院テレビ》での、小出裕章 京都大学原子炉実験所助教の発言。


失われる土地というのは、もし現在の日本の法律を厳密に適用するなら、福島県全域といってもいいくらいの広大な土地を放棄しなければならなくなると思います。それを避けようとすれば、住民の被爆限度を引き上げるしかなくなりますけれども、そうすれば、住民たちに被爆を強制させるということになります

「(賠償額は)東京電力が何度倒産しても多分足りないだろうと思います。日本国が倒産しても多分あがないきれない程の被害が、私は、出るのだろうと思っています。本当に賠償するなら、ということです


国がやっていることは、国民を助ける努力ではなくて、賠償を少しでも少なくおさえるための努力である、としか考えられない事実が、各方面からの追求により、どんどん出続けている。


■「太平洋を越えたプルトニウムの謎」(サンデー毎日 2011年6月12日号)
米国環境保護局(EPA)が3月後半から4月初旬にかけて環太平洋岸諸州(グアム・ハワイ・カリフォルニア・アラスカなど)で検出したプルトニウム・ウランは、「過去20年間で最大値」を示していた。他にも「ハワイ州の牛乳からストロンチウムが検出される」など、米国では「異常なデータ」が見つかっている。  EPAが検出したプルトニウム・ウランのデータについて、元原子力安全委員会委員・中部大学教授の武田邦彦氏は、「福島第1原発から飛び散ったとしか考えられない。3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の可能性もある」と述べる。  また武田氏はドイツ気象庁の放射能拡散予測データにもとづき、「米国に到達したプルトニウムの100倍以上の物質が国内に飛散した可能性が高い」とも指摘する。(以上、こちらより引用 http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-53.html


■浪江町で積算73ミリシーベルト 文科省が計算ミス(東京新聞/2011年6月3日 21時42分)


「文科省は5月16日、この地点の5月11日までの積算線量は31・7ミリシーベルトと発表していたが、この日、61・1ミリシーベルトだったと訂正した。担当者は「一部で間違った計算式を使っていた」としている。浪江町内のほかの10地点でも計算ミスがあり、大幅な過小評価になっていた。


■千度以上示す核物質、3月12日に検出していた(読売新聞/2011年6月3日23時09分)


「事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。」

(以上すべて、太字、オレ)

結局、バレるまでは隠す。バレたら「訂正して反省」する。正しい情報を把握してからすぐに公表するなどということは、連中、ハナからする気がない。

近くのスーパーではまだ“疑わしい地域”の野菜を平気で売っている。理由は、安全が確認されているから、とのこと。さて、みんながいい加減どうでもよくなった頃に、「一部で間違った検査方法をとっていた」という会見を役所がするようなことはないと誰が言い切れるのだろう。