8.20.2011

日本政府は、ヒトラーの政府と同じ…

■少しの間東京を遠く離れ、インターネット環境からも離れていた(すまほなるものも所有していない)。そんな状況下に身を置くと、一気に情報宇宙から隔離され、その状況にも難なく慣れてしまい、ちょっと前に目にして背筋が凍りついた情報のことも忘れかけてしまっていたが、東京に戻るなり、それを思い出した(ああ、汚染されてる首都に帰ってきちゃったなあ…と)。

その情報とは、先日来日していた《欧州放射線リスク委員会(ECRR)》クリストファー・バズビー博士の一連の発言のことだ。

(もう時間が経ってるから、多くの人にとっては既知の情報だと思うけれど、)いつも新聞やTVでしか情報を仕入れていない人にとっては、“ちょっとは”有益な内容であろうと思うので、ぼくのたものをいくつかここでまとめておく。

《欧州放射線リスク委員会(ECRR)》は、今回の原発事故の影響により、今後50年間でガンになる人が41万人以上に及ぶと予測した機関なので、その名前はもう随分知られていると思うが、その委員長であるバズビーさんの来日に関しては、“メジャー”・メディアはほとんど報じていないはずだ。

というのも、このバズビー博士は4月末の段階で既にこんなことを言っていたからだ(これを観ていない人は、まずこれから観る方がいいと思います)。


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さて最初に、バズビーさんによる最新の“警告”を簡潔にまとめてある、国際フリージャーナリストの大野和基さんのリポート・サイトのリンクを貼っておこう。

クリス・バズビー/Chris Busby
欧州放射線リスク委員会
クリス・バズビー科学委員長が日本人へ警告
彼らは放射能利権を守りたいだけ
「ICRPの健康基準なんか、信用してはいけない」

この中に出てくる、東京の水道水にもトリチウムが入っているだろう、という問題だが、国は各地の水道局に「測定する放射性物質は〈ヨウ素〉〈セシウム134 & 137〉の3種類だけでよい」というお達しを出しているので、どこの水道局も、その他の放射性物質の検査はしていない。その3種類が不検出だということで、我々はその水を飲まされているわけだが、他の放射性物質の検査をしなくていい理由を、水道局は明らかにしていないようだ。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tp.html 


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そして、次に、我らが《OurPlanet-TV》が博士に行った秀逸の単独インタヴューも必見。


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さらにもう少し深く見ておくなら・・・博士が福島県内を調査したところのレポートがここでなされている(最初の約30分)
(これも怖い。東電も政府も再臨界を隠し続けている可能性、ホールボディー・カウンターはほとんど意味なしという話、核種とベータ線について、髪の毛を保存せよ、他の情報が得られる)

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岩上安身オフィシャルサイトには、07/18のバズビー博士の来日講演会の映像と文字起こしが掲載されている(もちろん、上掲《OurPlanet-TV》とは別内容)。