■この前のエントリーで紹介した映像《ドイツ ZDF-Frontal 21 福島原発事故、その後(日本語字幕)》は、(多くの人がネット上で予想していた通り…)削除された。
こういう杓子定規な理由だそう。福島中央テレビに著作権のある映像を使用していたらしい。
なるほどね。でも、今は平時ではない。このドイツの報道を知らされた一般国民の多くは、あんたたちの“権利問題”よりも、このドイツの報道の信憑性に興味がある。あんたたちは著作権を侵害されてお気の毒さまだけれども、国民は生命権を侵害されている可能性が(大いに)ある。
ネット・アクティヴィストはバカじゃない。この映像を観た瞬間に“シード”を採取して保管している人が日本中に大勢いるはずだ。《福島中央テレビ》が何度 YouTube に削除申請を出しても、この報道内容の信憑性が否定されない限り、つまり「この報道はやらせの大ウソだった」とみんなが納得しない限り、この映像は拡散し続けるだろう。
違法アップロード、それ自体を礼賛はしない。しかし、自分の生命を守りたい人間は、騙されて殺されることに耐えられない人間は、自分が死ぬまで子供の健やかな成長を見ていたいと願う親たちは、マフィアの牛耳るこんな危ない国に対して、生命権/財産権を保証する“最高法規”をさえ守らない国に対して、アナーキーになる以外ないだろ?