■朝のTVのワイド・ショウなんか見ると、ウォール・ストリートの占拠が大変だ、これからどうなるのか? っていう論調だけど、オレはな~んにも大変なことだとは思わない。マネー・ゲーム・センターの中で、鐘鳴らして気持ち悪い作り笑いをしている奴らが正しい立派な大人で、ウォール街の路上で寝泊まりして、叫び、ドラムを叩いている奴らと、そこにピザを届けさせる奴らは“イカレた困ったちゃん”というわけか? 困ったちゃんが大勢集まると、ますます訳がわからないから、ニューズになるのだろう。
だったら、困ったちゃんの集まりが普通になるくらい大勢集まればよい。
そして、困ったちゃんが困らない世界を現出させればよい。ただし、連中のような暴力的な方法を採らずに、だ。
15日は、世界で、そして日本でも、そうした困ったちゃんが集まる日だ。
東京でもいくつかのアクションが同時多発的に行われるが、オレは、六本木に行こうと思う。知ってる仲間も、知らない仲間もいっぱい集まるだろう。知らない人なのに、その人が仲間であることが分かる、というのはなんと素晴らしいことだろう(日常生活に、そういう瞬間を多く持つ、ということは実に豊かなことだと思う)。その中で無理のない程度に多くの人たちと知り合い、話をし、ドラムを叩き、一緒にビールを飲んで過ごしたい。
訳の分からない、イカレた話だと思う人は多いだろう。つまり、一部の人にとっての“困ったちゃん”になることは、そういう人にとっても重要なことなのだ。そうでもしないと、そういう人は頭が良過ぎて、どうしてそんなやかましい、目障りな連中が街に出てタムロするのか、全く考えもしないからだ。
オレ的には、アンチ電力マフィアのアクションと、何ら変わらない。
そもそも怒りの対象は同じだし、つまり日常(毎週末?)のように、理性を持って怒りを表し、仲間とのつながりと、その空間をできる限り楽しむ。それだけだ。
■TOKYOを占拠せよ! 2011年9月17日、米国のニューヨーク・ウォール街にて、米国の経済界・政界に対する大規模な抗議運動が起こりました。合言葉は、「ウォール街を占拠せよ!(Occupy WallStreet)」。「1%の金持ち、99%は貧乏」「富裕層に課税を!貧乏人に食べ物を!」。参加する若者たちは、ピザの箱の裏や段ボールにこうしたメッセージを書き、貧困と格差が広がりきった米国社会に怒りをぶつけています。 この運動は、インターネット上で次々と呼び掛けられ全米はもちろん全世界へと広がっています。多くの国では米国同様、利潤のみを求める暴力的な市場経済が広がった結果、人間のいのちや暮らしが脅かされ、貧乏人は生きていけないという状況が共通しています。 そして米国の「ウォール街を占拠せよ」のグループは、2011年10月15日を「国際アクションデー」とし、全世界でこの日に一斉に立ち上がろうと呼びかけました。ここ日本でも、若者の雇用不安や貧困問題は深刻であり、また多くの人たちが現在の経済のあり方に疑問を持ち、「利潤よりも人間を中心にした経済」を求めています。この日、私たちは日本で「Occupy TOKYO」をスローガンに、一斉にアクションを行います。グローバル・アクションに呼応しながら、私たち自身が日常に抱える疑問や怒りを、みんなで共有し、訴えましょう! ■世界のアクション ■当日はプラカード・メッセージを持ち寄ろう! アクション当日は、それぞれの人が思っていること、社会に訴えたいことをボードやプラカードに書いてお持ちください。「仕事をくれ!」「金持ちに課税を!」「貧乏人にも生きる権利を!」「私たちは99%」(世界は1%の富裕層と、99%のそうでない人たちがいるという意味)などなど、どんなものでもOKです。世界同時アクションのサイトでは、英語版のバナーがありますので、こちらをダウンロードしてもOK!(日本語版は各自でつくりましょう!)。また鳴り物を持ってきたり仮装もしてこよう! Info: |