■野田なんか退治しても、最近流行りのボールペンみたいにまた別の芯に替えられるだけだし、これでもまだ前原みたいな恐ろしい目をした男なんかと較べたら遥かに分かりやすくてマシだと思うし、そんなこと言ったら、“政権与党”だってその替え芯制度だし……とは思うけど、そんなに目くじら立ててデモのタイトルの言葉尻をとらえるのは野暮の見本。
何より、オレは生まれてからただの一度も船橋というところに行ったことがないのでいい機会だ(こんなことで来られる船橋市民の思いを忖度するに忍びないけど)。西船橋駅近く集合スタートで船橋駅近くまで歩くという。それでなくてもデモは楽しいのに、知らない町を歩くのはもっと楽しい。この前の日曜は福井市、今度の日曜は船橋市。原発問題はとてつもなく深刻だから、真剣に反対する。だけど、マニフェステイションしながら、町の様子をきょろきょろ眺めて楽しむのはオレの勝手だ。
それに、最高に貴重なのは、人の顔をじっくり眺められることだ。普段、街中で、その人がこっちを見ていないのに、一方的にその人の顔をジロジロ何秒間も見ることは憚られる。ところがパレイドしていれば、多くの人がこっちを見るから、こっちはその通行人の視線に好意的に応えるだけでいいのだ! 日常生活に、こんなアドヴァンテージはあるかね。地球上で最も見る価値のあるものは、自然と人間の顔なんだから。
あ、あとオレにとってデモはがんばってやるものじゃないので、土砂降りだったらまず行きません。
この《脱原発杉並》ブログ、書き出しからしてチャーミング。市民運動はこんな感じがいいと思う。
総武線利用者は、その大勢が、同じ黄色い電車の同じ車両に偶然乗り合わせて行くみたいだよ。
デモコース:
twitter:#野田退治デモ