■3月28日に行なわれた「葬式パレード」後の宮下公園の光景。
オレが思うに、渋谷区はナイキと結託して宮下公園にこっそり民主主義を埋葬しようとした。もっとハッキリ言えば、市民の自由と、カネづるにならないやつらと、家のないやつらと、しかし意見は持ってる“うるさい”やつらを、ナイキのネイム・ヴァリューを利用して排斥しようとしたのだ。自分たちが望む人間だけに来てもらいたいという、モロ、やつらのための“宮下ナイキパーク”を、世間がその露骨さに注目する前に、ササッと素早く造っちまおうとしているのだ。
ナイキは、この暴挙のせいでその企業イメイジを損なうことを多少なりとも危惧したはずだ。でも、連中は、一部の“おかしな分からず屋”の反対意見など、世の中の大多数の人には届くまい・・・ちょっとくらい届いたとしても、そんな妙な連中の声など、“良識ある”一般大衆は真に受けないだろう・・・とタカをくくっている。
つまり、みなさんがナイキにベロベロになめられているのだ。
感じてみて欲しい。今、あなたの体のどこかを、ナイキ・ジャパンにベロベロに舐められているところを。
このヴィデオでは、誰もがその名を知っている渋谷区とナイキに先んじて、名もない市民たちが宮下公園に何を埋葬したのか、想像しながら観て欲しい。
A.I.R. Miyashita Park 宮下公園アーティスト・イン・レジデンス