3.15.2011

オレは信じねえよ(+追記)

■平時に国民の役に立たない政治屋が、有事の時に役に立つかい? 

みんなパニックになりかけてるけど、冷静になって思い出してみよう。
約束はポーズだけ、朝令暮改は当たり前。耐えられなくなったら辞めちまえば、国民がすぐに忘れてくれる(え? 3人前の総理大臣? 誰だっけ?)全然厳しさのない環境の中、「先生」と呼ばれる甘美な高給ビジネスに自己陶酔してきた連中に、アンタの生命を預けられるかい?

そもそも、原発に関する言説が、「何らかの理由により」「~と、思われる」「~と、理解している」、でいいのかい? そこから先は永遠に「ただいま調査中でございます」だろ? そういうヤツが「安全」だけは即刻断じるんだからさ、それってめちゃくちゃ不安なことじゃん。
「安全」なら、なんで、菅も枝野も涙目なんだよ。

思うに、一番ポジティヴなのは、動物としての自分を“カン”を信じることだろう。政治屋や役人や東京電力のでくの坊の言うことを、それから基本的に権力のイヌであるマスコミの垂れ流す情報を、毅然と、頭から、疑ってかかることだろう。

連中がオオカミ少年ならまだいい。最後は本当のことを言うからだ。
オレは、オレの多少の経験値と、大いなる動物的カンによって、連中がオオカミ少年以下だと思っている。相手が天災ならば、それは仕方がないところはある。だけど、オレはあんな連中には殺されたくない。

日本の政治屋は、“こんなこと”くらいじゃ目を覚まさないよ。
国民が目を覚ますしかないんだよ。


(追記)

「持ち帰って調べる」間に、大気中の放射性物質はその場所で止まっていてくれるのか?

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質問に沈黙する東電記者会見…十分な説明できず

「大変なご心配とご迷惑をおかけしている。おわび申し上げます」。
15日午前8時半、東京・内幸町の東京電力本店で始まった記者会見で、吉田薫・広報部長ら4人の担当者は、謝罪の言葉を述べて頭を下げた。
2号機で衝撃音が起き、原子炉格納容器の一部を構成する圧力抑制室の損傷の可能性が確認された後の会見。吉田部長らは「(同原発の)所長の判断で、現在の業務に関係ない職員を一時的に安全な場所へ移動させている」と説明、事態の急激な悪化をうかがわせた。
会見した4人の中には、原子力設備管理部の課長ら技術系の社員もいた。だが、記者から「住民にどういう影響があるのか」「避難範囲は20キロで十分なのか」といった質問が飛んでも、手にした紙に目を落として沈黙したり、「持ち帰って調べさせてください」と答えたりすることが多く、十分な説明ができなかった。
(2011年3月15日14時38分  読売新聞)

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内閣や原子力安全・保安院なる機関の役人(こんなときに不謹慎だとしても、オレはこの機関の名前に失笑を禁じ得ない)は、この東京電力が上げてきた報告を、「~と、いうことであります」「~と、聞いております」「~と、いうことであろうかと思われます」つって、TVカメラの前でただただ復唱してきたんだぜ。

こいつらが原発について「分かんない」なら、その管理は“神様”にやってもらう、っつーわけ?